LFA2の登場を心待ちにしているファンの皆様、こんにちは。伝説のスーパーカー、レクサスLFAの後継機に関する噂が、2025年現在、いよいよ現実味を帯びてきました。
本記事では、この新型スーパーカーに関する最新情報を徹底的にまとめました。世界中で目撃されているプロトタイプの動向から、EVなのかハイブリッドなのか、謎に包まれた驚異のスペックまで、その全貌に迫ります。
さらに、限られた生産数になることが確実なLFA2の厳しい購入条件や、所有するために必要となるであろう莫大な維持費についても、専門的な視点から深く考察。また、その価値を計る上で欠かせないのが初代LFAの存在です。LFAの中古市場における取引価格やオークションでの最高額を参考に、LFA2の未来も展望します。
この記事を読めば、LFA2について現時点で知ることができる全ての情報がわかります。どうぞ最後までお楽しみください。
レクサスLFA2の最新情報とスペック

伝説のスーパーカー「LFA」の魂は、次世代の電動スポーツとして蘇るのか。ベールに包まれた後継モデルの最新情報と、我々の想像を絶するであろう驚愕のスペックの全貌に迫ります。
LFA2の最新情報!ついに登場か

レクサスの次世代スーパースポーツ、通称「LFA2」の開発が進んでいることは、自動車ファンの間で半ば公然の事実として受け止められています。その根拠となっているのが、レクサスが2021年に公開したコンセプトカー「Lexus Electrified Sport」の存在です。この一台は、かつて世界を驚かせた伝説のスーパーカー「LFA」の精神的後継モデルであると目されており、その流麗かつアグレッシブなデザインは、多くの人々に強烈な印象を与えました。
初代LFAの生産が2012年に終了してから10年以上の時が流れ、後継モデルを待望する声は日増しに高まっています。これに応えるかのように、トヨタ自動車の豊田章男会長をはじめとする首脳陣からは、折に触れて「LFAを超える車を作りたい」という趣旨の発言が聞かれます。これは、単に性能が向上したモデルを開発するという意味だけではないでしょう。初代LFAがV10自然吸気エンジンとその官能的なサウンドで時代を築いたように、LFA2は電動化が主流となる新しい時代において、レクサスブランドの技術力と未来を象徴する一台となることが期待されています。
ただし、現時点(2025年6月)でレクサスからLFA2という名称や具体的な市販計画が公式に発表されたわけではありません。そのため、私たちが入手できる情報は、コンセプトカーのデザインや性能目標、そして後述するプロトタイプの目撃情報といった断片的なものに限られます。言ってしまえば、LFA2の輪郭は徐々に見え始めていますが、その核心部分はいまだベールに包まれたままです。この記事では、現在までに判明している情報を整理し、憶測も交えながら、この謎多き次世代スーパーカーの姿に迫っていきます。いずれにしても、LFA2が単なる速さを追求した車ではなく、運転する楽しさや所有する喜びを最大限に満たす、まったく新しい価値観を持ったスーパースポーツとして登場することは間違いなさそうです。
LFA2のプロトタイプの目撃情報

LFA2の開発が噂の段階ではなく、現実的に進行していることを強く裏付けているのが、世界各地で目撃されている開発車両、いわゆるプロトタイプの存在です。これらのテスト車両は、自動車メーカーが市販前に車両の性能や耐久性を極限まで高めるために使用するものであり、その姿が公の場に現れること自体が、プロジェクトの進行を物語っています。
目撃場所と車両の特徴
多くの目撃情報は、ドイツに位置する世界有数の難関サーキット、「ニュルブルクリンク北コース」からもたらされています。ここは「緑の地獄」とも呼ばれ、多くの自動車メーカーが高性能モデルの最終テストを行う聖地です。ここでテストを繰り返しているという事実は、LFA2が極めて高い走行性能を目指していることの証明に他なりません。
目撃されるプロトタイプの外観は、その詳細が分からないよう、多くが光を反射しにくいマットブラックで塗装されていたり、ボディラインを誤魔化すための特殊なカモフラージュラッピングが施されたりしています。しかし、隠しきれないそのシルエットは、前述のコンセプトカー「Lexus Electrified Sport」に酷似しています。地を這うように低い車高、長く伸びやかなフロントノーズ、そして滑らかにリアへと続くキャビンのラインは、誰の目にも尋常な車ではないことを印象付けます。
最大の謎:パワートレインの「音」
プロトタイプの目撃情報の中で、最も大きな議論を呼んでいるのが「音」の存在です。LFA2は電動スポーツカーとして開発されているはずですが、一部のテスト走行の映像では、明らかに内燃エンジン特有の排気音のようなものが確認されています。このため、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。
- ハイブリッド説: 純粋なバッテリーEV(BEV)ではなく、V8ツインターボエンジンなどにモーターを組み合わせた、高性能なハイブリッドシステム(HEV)を搭載しているのではないか、という見方です。
- 比較テスト説: BEVの開発にあたり、目標とする性能のベンチマークとして、他社のエンジン車や既存のエンジンを搭載したテスト車両を同時に走らせている可能性です。
- 擬似音説: ドライバーに高揚感を与えるため、あるいは車外への車両接近を知らせる安全上の理由から、スピーカーを用いて意図的に音を発生させている可能性も考えられます。
このように、プロトタイプの存在はLFA2の登場を期待させる一方で、その仕様に関する謎をさらに深めています。活発なテストが続けられていることから、開発が順調に進んでいることは確かでしょう。
LFA2は2025年に発売?

多くのファンやメディアが待ち望むLFA2の登場時期について、当初は「2025年」という具体的な年が有力な候補として囁かれていました。この予測は、コンセプトカーの発表からの期間や、レクサス全体の電動化戦略の節目として、非常に妥当性のあるものと考えられていたからです。しかし、最新の情報を総合的に判断すると、そのスケジュールが2026年以降にずれ込む可能性が高まっています。
なぜ発売が遅れる可能性が浮上したのか
期待されていた2025年のデビューからスケジュールが変更される可能性がある背景には、LFA2が背負うであろう、いくつかの重要な技術的課題が存在します。
まずは、搭載が噂される革新的な技術の成熟に時間が必要という点です。例えば、現在のリチウムイオンバッテリーを大きく超える性能を持つ「全固体電池」の採用が期待されています。これが実現すれば、航続距離や充電時間、そして軽量化において飛躍的な進化を遂げることになりますが、市販車、特に超高性能車に求められる安全性と信頼性を確保するには、極めて慎重な開発と検証が不可欠です。
また、もう一つの注目技術が、EVでありながらMT車のような操作感を楽しめる「マニュアルEVトランスミッション」です。これもまた、従来のEVにはなかった運転の楽しさを提供する画期的なシステムですが、ドライバーの感覚に違和感なく、かつ信頼性の高いものとして完成させるには、ソフトウェアとハードウェアの両面で膨大な開発時間が必要となるでしょう。
外部環境の変化も影響か
世界的な半導体不足や、サプライチェーンの混乱といった外部環境も、LFA2のような特殊な車両の開発スケジュールに影響を与えている可能性は否定できません。最高の部品を使い、最高の品質で作り上げるためには、安定した部品供給が前提となるためです。
これらの理由から、LFA2の登場を心待ちにする我々としては、具体的な発売年に一喜一憂するのではなく、レクサスが納得のいく最高の状態でこの車を世に送り出してくれる日を、じっくりと待つ姿勢が求められるのかもしれません。初代LFAがそうであったように、LFA2もまた、時代のアイコンとなるべく、完璧な仕上がりで登場することでしょう。
LFA2の気になるスペックを予想

LFA2の正式なスペックは未だ謎に包まれていますが、「初代LFAのパフォーマンスをあらゆる点で凌駕する」という高い目標が設定されていることは間違いありません。レクサスブランドの技術的な粋を集めたフラッグシップとして、世界のライバルたちを圧倒する性能が与えられるはずです。ここでは、様々な情報や噂を基に、その驚くべきスペックを予想してみましょう。
パワートレインは二つのシナリオ
LFA2の心臓部、つまりパワートレインについては、大きく分けて二つの可能性が考えられます。
- 完全電動(BEV)シナリオコンセプトカー「Lexus Electrified Sport」が示唆する本命のプランです。この場合、レクサスが目標として公言している「0-100km/h加速2秒以下」「航続距離700km以上」という驚異的な数値を実現するために、最新のバッテリー技術と高出力モーターが搭載されます。駆動方式は、4つの車輪を個別に緻密に制御できるAWD(四輪駆動)となる可能性が非常に高いです。
- ハイブリッド(HEV)シナリオプロトタイプの目撃情報から浮上した、もう一つの可能性です。新開発のV型8気筒ツインターボエンジンに、高性能モーターを組み合わせるというものです。この構成のメリットは、EVの鋭い加速レスポンスと、内燃エンジンの官能的なサウンドや高回転域での伸びという、両方の魅力を享受できる点にあります。
予想スペック比較表
どちらのシナリオになるにせよ、その性能は初代LFAを大きく超えるものになります。
項目 | 予想されるスペック(LFA2) | 参考:初代LFAのスペック |
パワートレイン | 完全電動(BEV) または V8ツインターボHV | 4.8L V型10気筒 自然吸気 |
最高出力 | 1,000馬力 以上 | 560馬力 |
0-100km/h加速 | 2.0秒台前半 ~ 2.0秒未満 | 3.7秒 |
ボディ構造 | カーボンモノコック(CFRP) | カーボンモノコック(CFRP) |
トランスミッション | EV向けマニュアル機構の可能性あり | 6速ASG(オートメーテッドシーケンシャルギアボックス) |
速さだけではない「運転の楽しさ」の追求
LFA2が目指すのは、単なる直線での速さだけではないでしょう。初代LFAが「天使の咆哮」と称されたエンジンサウンドでドライバーを魅了したように、LFA2にも五感に訴えかけるような演出が盛り込まれるはずです。その一つが、前述した「マニュアルEV」技術です。クラッチ操作やシフトチェンジの感覚を電気的に再現し、エンジン回転数の上下のようなフィードバックを与えることで、これまでのEVにはなかった「車を操る感覚」を提供しようとしています。これは、効率や合理性だけでは計れない「運転の楽しさ」を誰よりも追求してきた、トヨタ・レクサスの哲学の現れと言えます。
LFA2の限定的な生産数

LFA2が、初代LFAと同様に、ごく限られた台数のみが製造される特別なモデルになることは、ほぼ間違いないでしょう。初代LFAは世界でわずか500台しか生産されませんでした。この希少性が、LFAを単なる高性能車ではなく、伝説的な存在へと昇華させた一因です。LFA2もこの戦略を踏襲し、その価値を最大限に高めるアプローチを取ることが予想されます。
なぜ生産台数を絞る必要があるのか
自動車メーカーが、これほどの注目を集めるモデルの生産数をあえて限定するには、いくつかの明確な理由が存在します。
第一に、「ブランド価値の維持と向上」です。誰でも簡単に手に入れることができないという希少性は、所有欲を強く刺激し、車そのものの価値、ひいてはレクサスブランド全体のイメージを牽引する「ハローカー」としての役割を果たします。生産終了から10年以上が経過した今なお、初代LFAが新車時を上回る価格で取引されている事実は、この戦略の成功を如実に物語っています。
第二の理由は、「製造工程の特殊性」にあります。LFA2のボディは、初代と同じく、軽量かつ高剛性なカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製のモノコック構造が採用されると見られています。こうした特殊な素材の成形や組み立てには、高度な技術と多くの手作業が必要とされ、一般的な自動車のような大量生産には向きません。一台一台が工芸品のように、熟練した職人の手によって丹念に作り上げられるため、生産できる数には自ずと限界が生じるのです。
そして第三に、「最先端技術のショーケース」という役割です。LFA2には、前述の全固体電池やマニュアルEV技術など、まだ量産車には普及していない多くの最先端技術が惜しみなく投入されるはずです。これらの技術は非常に高コストであり、開発費を回収するためには車両価格も高額にならざるを得ません。まずは限定モデルとしてその価値を理解する顧客に提供し、そこで得られた知見やデータを将来の量産車開発に活かすという、重要な役割も担っているのです。
具体的な生産台数の予想
これらの理由から、LFA2の生産台数は、多くても1,000台を超えることは考えにくいでしょう。市場の期待の大きさを考慮しても、初代LFAと同等の500台前後、あるいはさらに希少性を高めるためにそれ以下の台数に絞られる可能性も十分に考えられます。この限られた生産枠は、購入を希望する人々にとって、価格以上に高い壁となることでしょう。
LFA2の購入と維持に関する情報

選び抜かれた者のみが手にできる至高の一台、LFA2。その価値は億を超えるとも噂されます。夢のスーパーカーのオーナーになるために知るべき、価格、購入条件、そして維持費という現実的な側面に切り込みます。
LFA2の新型、値段は億超え?

レクサスLFA2の新型モデルについて、最も注目が集まる話題の一つがその車両価格です。結論から言えば、その値段は1億円を優に超える可能性が極めて高いと見て間違いありません。初代LFAが発売された2010年当時の価格は3,750万円でしたが、これは現代の貨幣価値や技術レベルに照らし合わせると、むしろバーゲンプライスであったと評価する声も多いです。
LFA2の価格が億超えになると予想されるのには、いくつかの明確な理由が存在します。
新技術への莫大な開発投資
LFA2には、次世代のバッテリー技術(全固体電池の可能性も)、EV向けのマニュアルトランスミッション、そしてさらに進化したカーボンモノコックボディなど、数々の革新的なテクノロジーが搭載されると噂されています。これらの最先端技術の研究開発には莫大なコストがかかっており、その費用が車両価格に反映されるのは必然と言えます。言ってしまえば、LFA2はレクサスの技術力の結晶であり、その価値が価格に込められるのです。
世界のライバルたちの価格動向
LFA2が競合するのは、もはや一般的な高級スポーツカーではありません。その性能目標から見ても、世界のハイパーカーがそのライバルとなります。例えば、以下のようなモデルがその代表例です。
メーカー | モデル | 参考価格(日本円換算) |
リマック | ネヴェーラ | 約3億円~ |
ブガッティ | シロン | 約4億円~ |
ピニンファリーナ | バッティスタ | 約3億円~ |
このように、世界のトップパフォーマンスカー市場では、数億円という価格は決して珍しくありません。LFA2がこれらのモデルと肩を並べ、あるいはそれらを凌駕する存在として登場するのであれば、価格設定も同等の水準になることが予想されます。
これらの理由から、LFA2は単なる高額な車というだけでなく、その価格が1億円台半ばから2億円、あるいは限定仕様などによってはそれ以上となっても、何ら不思議ではない真の「ハイパーカー」として市場に登場するでしょう。
LFA2に厳しい購入条件は付くか

「お金さえあれば誰でも買える」というわけではないのが、この種の特別な車の世界です。LFA2の購入においては、初代LFAの時以上に厳格な条件が設けられることが確実視されています。これは、メーカーであるレクサスが、投機的な転売目的での購入を防ぎ、ブランドの価値を本当に理解し、大切にしてくれるファンの元へ車を届けたいという強い意志を持っているためです。
なぜ購入条件を厳しくする必要があるのか
その理由は、主に二つ考えられます。一つは、前述の通り「短期的な転売の防止」です。限定生産のスーパーカーは、発売直後に価格が高騰しやすく、投機目的のターゲットにされがちです。メーカーとしては、こうした市場の混乱を避け、車の価値とブランドイメージを健全に保ちたいと考えています。
もう一つは、「オーナーコミュニティの質の維持」です。LFAのような車は、所有するオーナー同士の繋がりもその価値の一部となります。ブランドへの深い理解と愛情を持つオーナーが集まることで、特別なコミュニティが形成され、それがまたブランド全体の価値を高めることに繋がるのです。
LFA2で予想される具体的な購入条件
初代LFAでは、一定期間のリース契約を必須としたり、転売しない旨の誓約書を求めたりといった対策が取られました。LFA2では、これらがさらに強化される可能性があります。
- これまでのレクサス車の所有歴: 特に「F」モデルやLFAなど、レクサスの高性能モデルを過去に所有し、大切にしてきた実績が重視される可能性があります。
- 正規ディーラーとの良好な関係: 長年にわたり正規ディーラーと付き合いがあり、信頼関係が構築されていることが条件となるかもしれません。
- 購入希望理由などを問う面談の実施: なぜLFA2が欲しいのか、どのように楽しみたいのか、といった点を問う面談や書類審査が行われることも考えられます。
- 招待制(インビテーション)の導入: そもそも一般公募は行われず、レクサス側が選んだ顧客にのみ購入の案内が届く、完全招待制となる可能性も十分にあります。
このように、LFA2を手に入れるためには、莫大な購入資金を用意するだけでなく、レクサスに「オーナーとしてふさわしい人物」と認められる必要があるのです。
LFA2の維持費はどのくらい?

LFA2を所有し続けるために必要な維持費は、購入価格と同様に、一般的な自動車の常識が通用しないレベルになることが予想されます。車両の構造が極めて特殊であり、使用される全部品が専用設計かつ高価であるため、メンテナンス費用もそれに比例して高額になります。
パワートレインによる維持費の違い
LFA2が完全なEVになるか、ハイブリッドになるかで維持費の内訳は変わってきますが、どちらにせよ高額であることに変わりはありません。
- EV(電気自動車)の場合: エンジンオイルやプラグ交換といった内燃機関特有のメンテナンスは不要になります。しかし、その一方で、バッテリーシステムの定期的な診断や、ソフトウェアのアップデートなど、専門的なメンテナンスが求められます。万が一、駆動用バッテリーにトラブルが発生した場合、その交換費用は数百万円単位になる可能性があります。
- ハイブリッドの場合: こちらは、高性能エンジンと複雑な電気システムの両方のメンテナンスが必要になります。エンジンオイルなどの定期交換はもちろん、モーターやバッテリーの管理も欠かせません。構造が複雑になる分、潜在的な故障リスクや整備費用はEV以上に高くなることも考えられます。
驚異的な消耗品と修理費用
維持費の中でも特に大きな割合を占めるのが、消耗品と万が一の際の修理費用です。
- タイヤ: LFA2の性能を受け止めるタイヤは、専用に開発された特殊なサイズとコンパウンドのものになります。そのため、タイヤ4本の交換費用だけで100万円近く、あるいはそれ以上になる可能性も十分にあります。
- ブレーキ: カーボンセラミック製のブレーキが採用されることは確実で、その性能は絶大ですが、ブレーキパッドとローターの交換には数百万円単位の費用がかかります。
- ボディの修理: ボディ全体がカーボンモノコックで作られているため、少し擦った、あるいはぶつけてしまった場合の修理費用は桁違いです。軽微な損傷に見えても、パネル交換や構造修理で数百万~数千万円の費用が発生することも珍しくありません。
- 自動車保険: 上記のような高額な修理費用をカバーするため、車両保険への加入は必須となりますが、その保険料も極めて高額で、年間100万円を超えるケースも考えられます。
単純に計算しても、税金や保険、定期的なメンテナンスや消耗品交換を合わせると、年間で数百万円単位の維持費を覚悟する必要があるでしょう。
初代LFAの最高額オークション価格

生産終了から10年以上が経過した初代LFAは、現在、中古車市場において驚異的な価格で取引されています。その価値は新車価格をはるかに上回り、もはや単なる移動手段ではなく、美術品や収集品に近い「資産」としての側面を強く持っています。この事実は、次期モデルであるLFA2の未来の価値を占う上でも重要な指標となります。
LFAの価値を押し上げる「ニュルブルクリンクパッケージ」
世界限定500台のLFAの中でも、特に希少で価値が高いとされているのが、わずか64台(うち正規輸出50台)しか生産されなかった特別仕様車「LFA ニュルブルクリンクパッケージ」です。サーキット走行性能をさらに高めるための専用エアロパーツやサスペンションを備え、エンジン出力も10馬力向上しています。この希少性が、コレクターたちの所有欲を強く刺激しているのです。
近年のオークション落札価格事例
LFAの価値を示す象徴的な出来事として、2022年8月にアメリカで開催された大手オークションハウス「RMサザビーズ」での取引が挙げられます。このオークションに出品された2012年式の「LFA ニュルブルクリンクパッケージ」は、最終的に160万ドルという価格で落札されました。当時の為替レートで換算すると、日本円で約2億2,000万円にも達する金額です。
2010年当時のLFA(標準モデル)の新車価格が3,750万円であったことを考えると、その価値がいかに高騰したかがお分かりいただけるでしょう。標準モデルであっても、現在では状態の良い個体であれば1億円前後で取引されることも珍しくありません。
このように、初代LFAは「買えば値下がりする」という自動車の常識を覆し、時間の経過と共にその価値を高め続ける、極めて稀有な存在となりました。これは、LFA2もまた、将来的に同様の資産価値を持つ可能性を大いに秘めていることを示唆しています。
今からでも買える?LFAの中古情報
「初代LFAを今から購入する」ということは、決して不可能ではありません。しかし、それは近所のディーラーで中古車を探すのとは全く異なる、専門的な知識と情報、そして潤沢な資金が必要となる特別な活動です。市場に出回る台数が極めて少ないため、まさに「探す」という言葉がふさわしい状況です。
LFAはどこで探せば見つかるのか
LFAのような希少な車は、一般的な中古車情報サイトに掲載されることは稀です。探す場所は、主に以下のような専門的な市場に限られます。
- 国内外のハイパーカー・希少車専門店: 世界には、LFAのような希少価値の高い車を専門に扱う販売店が存在します。こうした店舗は独自のネットワークを持っており、ウェブサイトなどで在庫を公開している場合もありますが、優良な個体は常連客などに非公開で案内されることも多いです。
- 大手オークションハウス: 前述のRMサザビーズやグッディング&カンパニーといった、世界的なオークションハウスが開催するイベントは、LFAが出品される主要な舞台の一つです。
- オーナーズクラブやコミュニティ: LFAのオーナー同士の繋がりを通じて、売買情報がやり取りされることもあります。
LFAを購入する際の注意点
運良くLFAの売り情報にたどり着いたとしても、購入を決断する前にはいくつかの重要な点を確認する必要があります。
- 個体の来歴確認: 500台のうちの何号車なのか、これまでのオーナー歴、正規ディーラーでの詳細なメンテナンス記録、修復歴の有無などを徹底的に調査することが不可欠です。
- 仕様による価格差: ボディカラーや内装の仕様、そして「ニュルブルクリンクパッケージ」かどうかによって、価格は数千万円単位で大きく変動します。
- 信頼できる専門家の協力: 高額かつ特殊な取引となるため、LFAに精通した信頼できる専門家やアドバイザーの協力を得ることが、失敗を避ける上で極めて重要です。
LFAの購入は、まさに究極の宝探しにも似ています。多額の資金はもちろんのこと、正確な知識と情報網、そして何よりも車に対する深い情熱と幸運が求められるのです。