かんりにんです。
ホンダ シビックが2026年6月4日に一部改良を発表し、翌6月5日に発売されます。最大の目玉は、ハイブリッドモデル「e:HEV」に初のRSグレードが追加されること。プレリュードで話題となった「S+Shift」を搭載し、AT限定免許でもMT車のような走りの楽しさを味わえるモデルとして大きな注目を集めています。
この記事では、シビック2026年一部改良の全変更点、e:HEV RSの価格やスペック、既存のRS(6MT)やタイプRとの違い、さらには9月登場予定のタイプR HRCの情報まで、購入検討に必要な情報をすべてまとめました。
シビック2026年一部改良の概要|何が変わるのか

2026年のシビック一部改良は、単なる装備追加にとどまらない大規模なアップデートです。新グレードの追加、快適装備の充実、そしてグレード体系の再編が行われます。
発表は6月4日・発売は6月5日
ホンダは2026年6月4日にシビックの一部改良モデルを正式発表し、翌6月5日から販売を開始します。東京オートサロン2026(2026年1月)でe:HEV RSのプロトタイプが世界初公開されてから約半年、ようやく市販モデルの登場です。
なお、シビックタイプRの改良は別スケジュールとなっており、9月の発売が予定されています。シビックを検討中の方は、購入タイミングに注意が必要でしょう。
主な変更点まとめ
今回の一部改良で変わるポイントを整理します。
| 変更項目 | 内容 |
|---|---|
| 新グレード追加 | e:HEV RSを新設定(S+Shift搭載) |
| グレード整理 | ガソリンLXを廃止、ラインナップを5グレードに再編 |
| 快適装備 | ステアリングヒーター初採用、後席USBポート追加 |
| 安全装備 | Honda SENSING強化(フロントワイドビューカメラ、高速画像処理チップ) |
| 運転支援 | トラフィックジャムアシスト追加 |
| 塗装 | 新塗料採用で耐久性約1.5倍に向上 |
| 価格 | 原材料高騰を反映した価格改定(全グレード) |
最も注目すべきは、やはりe:HEV RSの新設定です。ハイブリッドの低燃費とスポーティな走りを両立させる、これまでのシビックにはなかった選択肢が加わりました。
新グレード「e:HEV RS」の全貌|S+Shiftが変えるハイブリッドの走り

シビック e:HEV RSは、これまで「燃費のためのハイブリッド」というイメージを覆すモデルです。ホンダが新型プレリュードで初搭載した「Honda S+Shift」をシビックにも展開し、ハイブリッドでも走りを楽しめるクルマに仕上げています。
Honda S+Shiftの仕組みと走行フィール
Honda S+Shiftとは、メカニカルなトランスミッションを持たないe:HEVハイブリッドシステムに「疑似的な変速フィール」を与える技術です。通常のハイブリッド車はアクセルを踏むとシームレスに加速しますが、S+Shiftをオンにすると、パドルシフトの操作に合わせてエンジン回転数を緻密にコントロールします。
これにより、まるで6速MTを操っているかのような「タコメーターが跳ね上がる感覚」と「シフトアップ時の回転落ち」を体感できるのです。加えて、アクティブサウンドコントロールシステムがエンジン回転数と同期した音をスピーカーから流し、聴覚でも走りの高揚感を演出します。
具体的には、S+Shiftモードをオンにした状態ではアクセル操作でエンジン回転数を直接コントロールする制御に切り替わります。通常のe:HEVではアクセルに対してシステム出力がリニアに反応しますが、S+Shiftではあえて「回転の溜め」と「シフトアップ時の回転落ち」を演出。これがドライバーに「ギアを操っている感覚」を与えてくれるのです。
AT限定免許でも、MTのような走りの楽しさを味わえるのが最大のポイント。既存のRS(6MT)はマニュアル免許が必須でしたが、e:HEV RSならその壁がありません。東京オートサロン2026で公開された際、SNSでは「厨二グレード爆誕」と話題になったほどの反響でした。
なお、タイにはすでにシビック e:HEV RSが販売されており、東洋経済オンラインの試乗記事では「2ペダルのオートマだからこそ感じられる走りの価値がある」と高く評価されています。日本仕様はさらにS+Shiftの専用チューニングが施されるため、より洗練された走りが期待できるでしょう。
e:HEV RS専用のエクステリア・インテリア
e:HEV RSは外装・内装ともにRS専用のスポーティな仕立てが施されています。
エクステリアの特徴:
- ヘッドライトリング、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナをブラック加飾
- エキパイフィニッシャー、ホイールナットもブラック仕上げ
- 前後にRSエンブレムを装着
- 車高を5mm低く設定(1,415mm → 1,410mm)
シャシー・足回りの専用チューニング:
- RS専用サスペンション(ロール剛性・ステアリング剛性を向上)
- フロントディスクブレーキローターを拡大
- 軽快でダイレクトなステアリングフィールを実現
ガソリンRSの精悍な見た目を踏襲しつつ、足回りは専用セッティングで走りの質を高めています。見た目の違いは控えめですが、走らせた瞬間に「別物」だとわかる仕上がりとのことです。
e:HEV RSの予想価格は466万円
複数の情報筋によると、e:HEV RSの価格は466万円(税込)と予想されています。既存のe:HEV EX(445万円)からは21万円のアップですが、S+Shift搭載や専用チューニングを考えれば納得感のある設定でしょう。
タイプR(499万7,300円)との差は約34万円。パワーでは及ばないものの、燃費の良さとAT限定対応という実用面で明確なメリットがあります。「タイプRはオーバースペックだけど、走りは楽しみたい」という層にピッタリの価格帯です。
全グレード価格・スペック比較表【2026年改良後】

2026年一部改良後のシビックは、ガソリン2グレード+ハイブリッド3グレードの計5グレード体系となります。LXグレード(ガソリン)が廃止され、全体的に中〜上位グレードに整理されました。
グレード別価格一覧(2026年改良後)
| グレード | パワートレイン | ミッション | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| EX | 1.5L直4ターボ | CVT | 394万円 |
| RS | 1.5L直4ターボ | 6速MT | 449万円 |
| e:HEV LX | 2.0L+モーター | 電気式CVT | 413万円 |
| e:HEV EX | 2.0L+モーター | 電気式CVT | 445万円 |
| e:HEV RS【新】 | 2.0L+モーター | 電気式CVT(S+Shift) | 466万円 |
※上記の価格は各種メディアの予想価格です。正式価格は6月4日の発表をお待ちください。
パワートレイン・燃費比較
| 項目 | EX(ターボ) | RS(ターボ6MT) | e:HEV EX | e:HEV RS【新】 |
|---|---|---|---|---|
| エンジン | 1.5L直4ターボ | 1.5L直4ターボ | 2.0L直4 | 2.0L直4 |
| エンジン出力 | 182ps | 182ps | 141ps | 141ps |
| モーター出力 | — | — | 184ps | 184ps |
| システム最高出力 | 182ps | 182ps | 184ps | 184ps |
| 最大トルク | 240Nm | 240Nm | 315Nm | 315Nm |
| WLTC燃費 | 16.3km/L | 15.3km/L | 24.2km/L | 24.2km/L |
| 駆動方式 | FF | FF | FF | FF |
注目すべきは、e:HEV RSとe:HEV EXのパワートレインのスペック自体は同じだという点です。違いはS+Shiftの制御ソフトウェア、専用サスペンション、ブレーキの強化にあります。つまり、ハードではなく「ソフトウェアと足回りの味付け」で走りの楽しさを引き出しているのがe:HEV RSの特徴です。
RS vs タイプR vs e:HEV RS|3つのスポーツグレード徹底比較

シビックには3種類の「スポーツグレード」が存在することになります。それぞれキャラクターが異なるため、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが重要です。
3グレードの性能・価格比較
| 項目 | RS(6MT) | e:HEV RS【新】 | タイプR |
|---|---|---|---|
| 価格 | 449万円 | 466万円 | 499万7,300円 |
| エンジン | 1.5Lターボ | 2.0L+モーター | 2.0Lターボ |
| 最高出力 | 182ps | 184ps(システム) | 330ps |
| 最大トルク | 240Nm | 315Nm(モーター) | 420Nm |
| ミッション | 6速MT | 電気式CVT(S+Shift) | 6速MT |
| 免許 | MT免許必須 | AT限定OK | MT免許必須 |
| WLTC燃費 | 15.3km/L | 24.2km/L | 12.5km/L |
| 年間ガソリン代目安 | 約11.1万円 | 約7.0万円 | 約14.8万円 |
| 車高 | 1,415mm | 1,410mm | 1,405mm |
| 向いている人 | MT操作を楽しみたい人 | 燃費重視でスポーティに走りたい人 | サーキットも視野に入れる人 |
※年間ガソリン代はレギュラー170円/L、年間走行距離10,000kmで試算(タイプRはハイオク185円/Lで計算)。
こんな人にはこのグレードがおすすめ
RS(6MT)がおすすめの人:
- クラッチ操作やシフトチェンジを自分の手足で楽しみたい
- 1.5Lターボの軽快な吹け上がりを味わいたい
- タイプRほどのパワーは不要だが、MT車に乗りたい
e:HEV RS(S+Shift)がおすすめの人:
- AT限定免許だけど、スポーティな走りを楽しみたい
- 通勤にも使うので燃費を重視したい(24.2km/Lは魅力的)
- 家族にも「燃費が良いハイブリッド」と説明できる車がほしい
- プレリュードのS+Shiftが気になっているけど、4ドアがいい
タイプRがおすすめの人:
- 330ps / 420Nmのパワーでサーキット走行も楽しみたい
- FFスポーツの頂点を体感したい
- 希少性・リセールバリューも重視する
実際のランニングコストを計算してみると、e:HEV RSの経済性は明確です。年間10,000km走行した場合、ガソリンRS(15.3km/L・レギュラー170円)は年間約11.1万円、e:HEV RS(24.2km/L)は約7.0万円で、年間約4.1万円の差が出ます。5年で約20万円の差額は、車両価格差17万円を十分に回収できる計算です。
個人的に最も「万人向け」なのはe:HEV RSだと感じます。走りの楽しさ、燃費、免許条件のバランスが絶妙で、「4ドアプレリュード」とも呼ばれるのも納得です。
ホンダのハイブリッド戦略に興味がある方は、同じくホンダのモデルチェンジ情報もあわせてチェックしてみてください。

タイプR HRC(9月登場)にも注目|FL5の集大成モデル

シビック一部改良と同じ2026年ですが、9月にはタイプRの改良モデルとともに、新グレード「タイプR HRC」の登場が予定されています。シビックのスポーツラインナップを検討している方は、こちらも見逃せません。
HRCグレードの特徴
HRC(Honda Racing Corporation)の名を冠するこの特別グレードは、トヨタの「GR」、日産の「NISMO」に対抗するホンダのモータースポーツブランドです。具体的には以下の強化が予想されています。
- 空力改善されたエアガイド付きの専用バンパー
- 新設計のリアディフューザーで冷却性能を向上
- Google Built-in対応のコネクテッド機能追加
- シートヒーターの標準装備化
HRCグレードの価格は現時点で未発表ですが、タイプRの500万円超えの設定になると見られています。
FL5型タイプRは生産終了へ…日本での販売はどうなる?
欧州ではFL5型シビックタイプRが2026年で販売終了となることが正式に発表されました。日本でも2026年8月で現行の生産ラインが一区切りを迎えると報じられています。
ただし、9月のマイナーチェンジモデル(HRC含む)として形を変えて継続する見込みです。騒音規制への対応が課題とされていますが、日本市場向けには対策を施したうえでの発売が有力視されています。現在タイプRは受注停止中で、9月の改良モデルで受注が再開されるかどうかが注目されます。
e:HEV RSの納期予想と賢い購入戦略

e:HEV RSは発売前から注目度が高いモデルです。過去のRS(6MT)の受注状況から、納期について予測してみましょう。
RSの受注停止実績から読む納期
2024年9月に発売されたガソリンRSは、発売からわずか2か月で年間生産計画に到達し、受注停止になったという実績があります。納期は最長で約10か月に達しました。
e:HEV RSもSNSでの話題性を考えると、同様の事態が起こる可能性は十分にあるでしょう。発売日にディーラーに駆け込んでも、すぐには手に入らないかもしれません。
納期を短くするためのポイント:
- 6月5日の発売前に、ディーラーで事前商談を済ませておく
- ボディカラーやオプションの人気色は納期が延びやすい。不人気色を選ぶと早まる場合も
- 複数のホンダディーラーに問い合わせ、在庫状況を比較する
新車の値引き交渉で知っておくべきこと
発売直後の人気車種は値引きが渋くなる傾向があります。ただし、下取り車の査定額アップという形で実質的な値引きを引き出せるケースは少なくありません。
詳しい値引きテクニックについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ|シビック2026年一部改良は「e:HEV RS」が主役

2026年6月のシビック一部改良のポイントを改めて整理します。
- e:HEV RSが新設定(466万円)。S+Shiftで「AT限定でもMTライクな走り」を実現
- 全グレードに快適装備追加(ステアリングヒーター、後席USB、Honda SENSING強化)
- ガソリンLXが廃止され、5グレード体系に再編
- タイプR HRCは9月に別途登場予定
「走りの楽しさ」と「ハイブリッドの実用性」を両立させたe:HEV RSは、これまでのシビックにはなかった新しい選択肢です。AT限定免許でスポーティなクルマを探していた方、家族に「燃費がいい車だよ」と説明しつつ密かに走りを楽しみたい方にとって、まさに待望のモデルといえるでしょう。
ホンダの公式発表は6月4日。それまでに、ディーラーへの事前相談を済ませておくのがおすすめです。
今の愛車を高く売って、シビックの購入資金に
シビック e:HEV RSは466万円と決して安くはありません。少しでも購入費用を抑えるには、今乗っている車をできるだけ高く売ることが重要です。
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STEP 2: 中古車も選択肢に入れて比較検討
「新車は予算オーバーだけど、シビックに乗りたい…」という方は、中古車も含めて検討してみてはいかがでしょうか。ズバット車販売なら、市場に出回る前の非公開在庫も含めて希望条件に合った車を提案してもらえます。

