かんりにんです。
結論から言うと、新型プレリュードは「ダサい」どころか、実車を見た人の評価は圧倒的に高いのが実情です。発売わずか1ヶ月で月販計画の8倍となる2,400台を受注し、一部ディーラーでは受注停止になるほどの大ヒットを記録しています。
ただし617万9,800円という価格に対して「装備が物足りない」「プリウスに似ている」という声があるのも事実。この記事では、ネット上の批判が本当に正しいのかをデータと口コミの両面から検証し、後悔しない購入判断に必要な情報をすべてお伝えします。
新型プレリュードが「ダサい」と言われる3つの理由

SNSやクチコミ掲示板で「新型プレリュード ダサい」と検索すると、主に3つの批判が目立ちます。ただし、その多くは写真だけで判断した人の意見であることを先に指摘しておきます。
「プリウスに似ている」というデザイン批判
最も多い批判が「プリウスのパクリ」「トヨタ顔に見える」という声です。確かにリアの横一文字テールランプや黒いガーニッシュの構成は、60系プリウスと共通する要素があります。
しかし実車を見ると印象は大きく変わります。プレリュードの全高は1,355mmとプリウスの1,420mmより65mm低く、ワイド&ローのクーペシルエットはまったくの別物。ロングノーズ&ショートデッキの伝統的なプロポーションは、写真では伝わりにくい立体的な美しさを持っています。
「旧型の方がスポーティーだった」という懐古バイアス
1990年代の3〜5代目プレリュードを知る世代からは「昔のプレリュードはもっと攻撃的だった」という声が聞かれます。リトラクタブルヘッドライトやシャープなウェッジシェイプを期待していた人にとっては、丸みを帯びた新型のデザインが物足りなく感じるかもしれません。
ただしこれは「変わった=ダサい」ではなく、24年という時代の変化への適応です。新型プレリュードのコンセプトは「UNLIMITED GLIDE(果てしない滑走)」。速さよりも洗練された上質さを追求した結果のデザインであり、実際にカーデザインの専門家からは高い評価を得ています。
「ネットの批判」と「実車の評価」のギャップ
Creative Trendの調査記事によると、実車に触れた人の感想はSNSの批判とは真逆で、「実物は写真の10倍カッコいい」「ディーラーで見て印象が180度変わった」という意見が大多数です。
発売1ヶ月で2,400台の受注という数字が、デザインの魅力を何より雄弁に物語っています。月販計画300台に対して8倍の受注ですから、「ダサい」と感じている人はあくまで少数派と言えるでしょう。
617万円は高い?価格と装備をシビックタイプRと徹底比較

新型プレリュードの価格は617万9,800円(Honda ON Limited Editionは648万100円)。シビックタイプR(499万7,300円)より約120万円高いこの価格設定に、疑問を感じる人が少なくありません。
プレリュード vs シビックタイプR スペック比較表
| 項目 | 新型プレリュード | シビックタイプR (FL5) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 617万9,800円 | 499万7,300円 |
| パワートレイン | 2.0L e:HEV + S+Shift | 2.0L VTECターボ |
| 最高出力 | 184ps(モーター) / 141ps(エンジン) | 330ps |
| 最大トルク | 315N・m(モーター) / 182N・m(エンジン) | 420N・m |
| トランスミッション | 電気式CVT(仮想8段) | 6速MT |
| 駆動方式 | FF | FF |
| 車両重量 | 1,460kg | 1,430kg |
| WLTCモード燃費 | 23.6km/L | 12.5km/L |
| 全長×全幅×全高 | 4,520×1,880×1,355mm | 4,595×1,890×1,405mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.9m |
| 乗車定員 | 4名 | 4名 |
| ドア数 | 3ドア(クーペ) | 5ドア(ハッチバック) |
| フロントブレーキ | ブレンボ4ポット | ブレンボ4ポット |
| アダプティブダンパー | 標準装備(3モード) | 標準装備(3モード) |
プレリュードが高い理由は「専用ボディ」にある
この120万円の差はどこから来るのでしょうか。最大の要因は専用設計の3ドアクーペボディです。シビックタイプRは量販車のシビックとボディを共有していますが、プレリュードはボディパネルのほとんどが専用設計。月販300台の少量生産車に専用金型を起こしているため、1台あたりのコストが跳ね上がるのは避けられません。
さらに注目すべきはランニングコストの差です。プレリュードの燃費23.6km/LはタイプRの12.5km/Lのほぼ2倍。年間10,000km走行・ガソリン170円/Lで計算すると、年間のガソリン代はプレリュードが約7.2万円、タイプRが約13.6万円。年間6.4万円、10年で64万円の差は、車両価格差120万円のかなりの部分を相殺します。
プレリュードとタイプRの「向いている人」
| こんな人に向いている | プレリュード | シビックタイプR |
|---|---|---|
| サーキット走行がメイン | △ | ◎ |
| 日常の通勤・買い物にも使う | ◎ | ○ |
| 燃費を気にする | ◎(23.6km/L) | △(12.5km/L) |
| MTで操る楽しさを味わいたい | △(CVT) | ◎(6MT) |
| 週末のワインディングを楽しむ | ◎ | ◎ |
| クーペスタイルにこだわる | ◎(3ドア) | △(5ドア) |
| 後席にも人を乗せる | △(2+2) | ○ |
結局のところ、プレリュードとタイプRは同じホンダスポーツでもまったく別のキャラクターです。速さを追求するならタイプR、日常の快適性と上質なドライビングプレジャーを求めるならプレリュードという棲み分けになります。
新型プレリュードの主要スペックとS+Shiftの実力

新型プレリュード最大の技術的ハイライトは、ホンダ車初搭載となるHonda S+Shift(エスプラスシフト)です。これは従来のe:HEVに「変速する楽しさ」を与える革新的な制御技術になります。
S+Shiftとは何か?仮想8段変速の仕組み
通常のe:HEV(ハイブリッド)はモーター駆動のため、加速は滑らかですが「変速感」がありません。エンジン回転数と車速が連動しないため、MT車やDCT車のような「ギアを操っている感覚」は得られないのが一般的です。
S+Shiftはこの課題を解決するために開発されました。仮想の8段変速を設定し、加減速時にエンジン回転数を緻密にコントロールすることで、あたかも有段変速機があるかのようなダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現しています。日経ビジネスの技術解説記事でも「ハイブリッドの概念を覆す走り」と高く評価されました。
シビックタイプR譲りの足回り
プレリュードの足回りには、シビックタイプRから転用された2つの重要技術が奢られています。
- デュアルアクシス・ストラット・サスペンション:タイプR以外のホンダ車では初採用。操舵とストローク軸を分離することで、ステアリングフィールの正確性が飛躍的に向上
- アダプティブ・ダンパー・システム:コンフォート・GT・スポーツの3モードで減衰力を電子制御。街乗りでは快適に、ワインディングではスポーティーにと、走行シーンに応じた乗り味を実現
- ブレンボ製4ポットキャリパー(フロント):タイプRと同じブレーキシステムを標準装備
つまり新型プレリュードは、タイプRの走りの技術をハイブリッドの快適性で包んだ「大人のスポーツクーペ」と表現するのが最も適切でしょう。
オーナーの本音レビュー|良い評判と悪い評判

みんカラ・価格.com・WEB CARTOPなどの口コミから、実際にプレリュードを購入したオーナーの本音を整理しました。
高評価ポイントTOP5
- ①走りの気持ちよさ:「ワインディングが最高に楽しい」「峠では旋回性能の高さに驚く」という声が多数。S+Shiftの変速感に感動したという報告も
- ②実燃費の良さ:WLTCモード23.6km/Lに対し、街乗りでも18〜20km/Lを記録するオーナーが多い。スポーツカーの燃費とは思えない経済性
- ③クーペスタイルの希少性:「3ドアクーペがほぼ絶滅した今、この選択肢があること自体が嬉しい」。駐車場で注目される存在感
- ④3モードの乗り心地切り替え:コンフォートモードなら長距離ドライブも快適。GTモードが日常と走りのバランスが良いと人気
- ⑤高速道路の直進安定性:ワイドトレッドと低重心により、高速クルージングでの安定感は抜群という評価
低評価ポイントTOP5
- ①パワーシートがない:617万円の車なのに手動シート。シビックタイプRにはパワーシートがあるだけに不満の声が大きい
- ②360度モニターがない:全幅1,880mmのワイドボディにアラウンドビューモニターがないのは不便という指摘
- ③ロードノイズがやや大きい:235/40R19の大径タイヤの影響で、路面によっては騒音が気になるという声
- ④インテリアの質感:「シビック譲りのダッシュボードにスペシャリティ感が足りない」「デジタルメーターにもっと遊び心が欲しい」
- ⑤後席の狭さ:2+2レイアウトのため後席は緊急用レベル。子どもや荷物置きと割り切る必要あり
新型プレリュードの5つの欠点と対処法

前述のオーナー評価を踏まえ、購入前に知っておくべき5つの欠点と、それぞれの対処法をまとめました。
欠点①:出力が「200ps止まり」の物足りなさ
モーター最高出力184ps・エンジン最高出力141psというスペックは、617万円のスポーツカーとしてはやや控えめに感じる人もいるでしょう。シビックタイプRの330psと比べると見劣りするのは否めません。
対処法:プレリュードの真価は「絶対的なパワー」ではなく「モータートルクの瞬発力とS+Shiftの変速フィール」にあります。315N・mのモータートルクは発進直後から立ち上がるため、日常域での体感加速はスペック以上。試乗で体感してから判断するのがおすすめです。
欠点②:パワーシート・360度モニター非搭載
600万円超の車としては装備の欠落が目立ちます。特にパワーシートとアラウンドビューモニターの非搭載は、競合する輸入車クーペと比較するとマイナスポイントです。
対処法:ホンダは「走りに関わる装備には一切妥協しない」というスタンスを取っており、ブレンボブレーキやアダプティブダンパーに予算を集中させた結果とも言えます。快適装備を重視するなら、タイプS(2026年末予想)の追加装備に期待する手も。
欠点③:最小回転半径5.7mで路地が苦手
全幅1,880mm+最小回転半径5.7mの組み合わせは、狭い路地や立体駐車場では取り回しに苦労します。これはハリアー(5.5m)よりも大きい数値です。
対処法:購入前に自宅周辺の道路幅と駐車場のサイズを必ず確認しましょう。360度モニターがないぶん、社外品のバックカメラやコーナーセンサーの追加も検討してください。
欠点④:納期が長い・受注停止の店舗あり
想定を超える受注により、一部販売店では受注停止措置が取られています。ホンダは増産対応を表明していますが、注文しても数ヶ月〜半年以上待つ可能性があります。
対処法:複数のホンダディーラーに問い合わせて受注状況を確認するのが鉄則です。人気色(ムーンリットホワイト・パール)以外を選ぶと比較的早い納車が期待できるケースもあります。
欠点⑤:後席は「大人が座れる広さ」ではない
2+2レイアウトの後席は、大人が快適に座れるスペースとは言えません。ファミリーカーとの兼用は難しく、あくまでパーソナルカーとして割り切る必要があります。
対処法:プレリュードを検討する時点で後席の使用頻度は低いはず。むしろ後席を倒してラゲッジスペースを拡大し、ゴルフバッグや旅行カバンを積む使い方がオーナーには人気です。
タイプR・タイプSの追加はいつ?待つべきかの判断基準

ベストカーやモーターファンの報道によると、プレリュードには今後2つの高性能バリエーションが追加される可能性があります。
タイプS(2026年末〜2027年前半予想)
シビックRSと同じ1.5L VTECターボエンジン(182ps/24.5kgm)を搭載するライトスポーツ仕様。e:HEVではなくガソリンターボ+CVTの組み合わせになるとの予想です。推定価格は約620万円前後で、現行モデルに近い価格帯になる見込みです。
タイプR(2027年以降予想)
シビックタイプRの2.0L VTECターボ(330ps)に6速MTを組み合わせた本格スポーツモデル。ワイドボディ化や大型ウイング装着も噂されていますが、ホンダ公式からの発表はまだありません。ビジネス判断として「少量でも販売する意義があるか」を検討中の段階とのことです。
待つべき人・今買うべき人
| 判断基準 | 今の標準モデルを買う | タイプS/Rを待つ |
|---|---|---|
| e:HEVの燃費性能が魅力 | ◎ 今買う | — タイプS/Rはガソリン車の可能性 |
| MTで走りたい | × 現行はCVTのみ | ◎ タイプRはMT予想 |
| すぐに乗りたい | ○ 数ヶ月の納期待ち | × 最短でも1年以上先 |
| 予算600万円台 | ◎ | △ タイプRは700万円超えの可能性 |
年間維持費シミュレーション|プレリュードは意外と経済的

617万円の車だから維持費も高いのでは?と心配する声がありますが、ハイブリッドの恩恵で維持費は想像以上に抑えられます。以下は年間10,000km走行を想定したシミュレーションです。
| 費目 | プレリュード(年間) | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 36,000円 | 排気量1.5〜2.0Lクラス |
| 重量税(年換算) | 約10,000円 | 1.5t以下・エコカー減税適用 |
| 自賠責保険(年換算) | 約10,000円 | |
| 任意保険 | 約80,000〜120,000円 | 30代・車両保険あり想定 |
| ガソリン代 | 約72,000円 | 年10,000km・170円/L・燃費23.6km/L |
| 車検費用(年換算) | 約50,000〜75,000円 | 2年に1回・ディーラー車検想定 |
| 合計(駐車場除く) | 約258,000〜323,000円 | 月額約21,500〜26,900円 |
スポーツカーでありながら月額2万円台の維持費は、軽自動車のターボ車とほぼ同水準です。燃費23.6km/Lのe:HEVが効いており、特にガソリン代がシビックタイプR(年間約136,000円)の半額以下で済むのは大きなメリットといえます。
後悔しない購入判断チェックリスト

最後に、新型プレリュードの購入を検討している人が後悔しないための判断基準をまとめました。以下のチェックリストで3つ以上当てはまるなら、プレリュードは「買い」と言えるでしょう。
- ☑ クーペスタイルの車に乗りたい(実用性より見た目を優先できる)
- ☑ 日常使いもできるスポーツカーが欲しい(燃費が良く快適)
- ☑ 後席はほぼ使わない(1〜2人乗りがメイン)
- ☑ MTにこだわらない(S+Shiftの新しい走り体験に興味がある)
- ☑ 自宅周辺の道路幅と駐車場に問題ない(全幅1,880mm対応)
- ☑ パワーシートより走行性能を優先できる
こんな人には向かない
- ✗ 家族4人で快適に移動したい → ヴェゼルe:HEVやシビックe:HEVが候補に
- ✗ サーキットでタイムを追求したい → シビックタイプRが最適
- ✗ MTで操る楽しさが最優先 → タイプR追加を待つか、GR86/BRZを検討
- ✗ 600万円以上の車には高級装備を求める → レクサスやメルセデスが合っている
まとめ
新型プレリュードの「ダサい」という評判は、主に写真だけで判断した人のネット上の意見であり、実車の評価とは大きくかけ離れています。発売1ヶ月で月販計画の8倍を受注した事実が、このクルマの魅力を証明しています。
617万円という価格は確かに安くありませんが、専用クーペボディ・タイプR譲りの足回り・革新的なS+Shift・23.6km/Lの低燃費を考えれば、十分に納得できる価値があります。年間維持費も月額2万円台とスポーツカーとしては経済的です。
パワーシート非搭載や後席の狭さなど、知っておくべき欠点はありますが、「快適に走れるスポーツクーペ」という唯一無二のポジションは他の車では代替できません。気になる方はまず試乗して、S+Shiftの走りを体感してみてください。
プレリュードを購入する際に、今の愛車をできるだけ高く売りたいと考えている方も多いでしょう。CTN車一括査定なら、複数の買取業者に一度に査定依頼ができ、相場よりも高値がつくケースが多くあります。
STEP1:CTN車一括査定の公式サイトにアクセスして車両情報を入力
STEP2:複数の買取業者から査定額が届く
STEP3:最高額の業者を選んで売却
また、プレリュードの新車が納期待ちで手に入らないという方には、ズバット車販売の非公開在庫検索もおすすめです。市場に出回る前の中古車情報をいち早くキャッチでき、状態の良い車両を見つけられる可能性があります。
関連記事
ホンダのスポーツモデルに興味がある方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
- シビック一部改良2026年最新情報|e:HEV RSの価格・S+Shift・タイプRとの違いを徹底解説
- 新型ヴェゼルはひどい?後悔する前に知るべき評判の真相
- 車のサブスクはやめとけ?7つのデメリットと後悔しない判断基準

