新型RAV4モデルチェンジ情報まとめ！発売日やPHEVの航続距離は

こんにちは、Unicarinfoのかんりにんです。いつもサイトをご覧いただきありがとうございます。

みなさん、いよいよこの時が近づいてきましたね。そう、トヨタの大人気SUVであるRAV4のモデルチェンジに関する話題です。現行モデルも依然として街中でよく見かけますが、そろそろ新型に切り替わるのではないかと気になっている方も多いはずです。ネット上では様々な噂が飛び交っていますが、発売日はいつになるのか、外観や内装はどう進化するのか、そして気になる価格はどれくらい上がるのか。今回はそんな疑問を解消すべく、現在判明している最新情報を整理してみました。特に全幅のサイズ変更やガソリン車の廃止といったニュースは、購入を検討する上で避けては通れない重要なポイントです。待つべきか、それとも現行型を狙うべきか、一緒に悩んでいきましょう。

この記事で分かること

新型RAV4の発売スケジュールと先行予約のタイミング
ガソリン車廃止に伴う価格帯の変化とグレード構成
全幅1,880mmへの拡大がもたらす駐車場問題への対策
航続距離150kmを実現するPHEVの実力と購入の判断基準

新型RAV4のモデルチェンジ最新情報と価格
新型RAV4へのモデルチェンジは待つべきか

新型RAV4のモデルチェンジ最新情報と価格

https://toyota.jp/info/rav4/new/#concept

ここでは、次期型RAV4に関する最も重要な基本情報について掘り下げていきます。発売までの具体的なスケジュールや、私たちの財布に直結する価格設定、そして日常の使い勝手を左右するボディサイズなど、購入前に知っておくべき事実を詳しく見ていきましょう。

発売日はいつ？先行予約の開始時期

まず一番気になるのが「いつ乗れるのか？」という点ですよね。私の手元にある情報やディーラー筋の動向を総合すると、新型RAV4の発売スケジュールは極めて具体的に固まりつつあります。

まず、主力となるハイブリッドモデル（HEV）の日本国内発売日は、2025年12月17日と予想されています。これに先駆けて、2025年の10月から12月上旬にかけて正式な価格が各ディーラーへ配信され、見積もりの作成や先行予約の受付がスタートする見込みです。年末商戦というよりも、年明けからの登録・納車を見越したスケジュール感ですね。

一方で、更なる高性能化が期待されるプラグインハイブリッド（PHEV）は、少し遅れての登場となります。こちらの生産開始は2026年3月2日、発売は2026年3月頃となるでしょう。年度末の決算時期最終盤にPHEVという「隠し球」を投入することで、話題を持続させるトヨタの巧妙な戦略だと考えられます。

発売スケジュールの詳細ポイント

ワールドプレミア： 2025年5月頃（プロトタイプ公開済み）
価格判明・予約開始： 2025年10月〜12月上旬
HEV発売： 2025年12月17日
PHEV発売： 2026年3月頃

ここで一つ注意しておきたいのが、今回のモデルチェンジが単なる見た目の変更ではないという点です。新型RAV4は、トヨタの新しい車載OS「Arene（アリーン）」を搭載する初期のモデルとなります。これはスマホのようにソフトウェアを後からアップデートできる画期的なシステムですが、その分、開発の難易度も非常に高いと言われています。

昨今の半導体不足の影響は徐々に緩和されていますが、この新しいソフトウェア開発の進捗によっては、発売時期や初期配車の納期が2026年初頭へと数週間から数ヶ月単位で後ろ倒しになるリスクもゼロではありません。「12月発売」と聞いて安心せず、秋口からはディーラー担当者と密に連絡を取り合うことを強くおすすめします。

ガソリン車廃止と価格上昇の影響

今回のフルモデルチェンジで最も衝撃的かつ、賛否両論を巻き起こしそうなニュースが、純ガソリンエンジンモデルの廃止です。現行型（50系）RAV4といえば、ガソリン車の「X」グレードであれば300万円台前半から乗り出せるという、ミドルクラスSUVとしては破格のコストパフォーマンスが魅力でした。しかし、新型ではその選択肢が消滅します。

新型のラインナップは、環境対応を強化するため「2.5L ハイブリッド（HEV）」と「2.5L プラグインハイブリッド（PHEV）」の2本立てに完全移行します。電動化ユニットを搭載する分、車両本体価格のベースラインは確実に引き上がります。これに加えて、昨今の原材料費高騰や円安の影響、さらには大型ディスプレイの標準装備化などが重なり、価格設定は現行型と比較してかなり強気なものになるでしょう。

パワートレイン	グレード	予想価格帯(税込)	現行比と変動要因
HEV (2.5L)	CORE (E-Four)	400万〜420万円	ガソリン車廃止により、実質的なエントリー価格は約80万円上昇。HEV同士の比較でも微増。
HEV (2.5L)	ADVENTURE	450万〜460万円	装備の充実化に加え、円安や資材高騰の影響を反映。
PHEV (2.5L)	CORE	580万〜600万円	バッテリーの大容量化(22.7kWh)と急速充電対応によるコスト増。
PHEV (2.5L)	GR SPORT	650万〜670万円	新設定の最上級グレード。専用サスペンションやエアロパーツを装備。

表をご覧いただければ分かる通り、乗り出し価格で400万円オーバーはほぼ確実、グレードによっては500万円〜600万円台が当たり前の世界になります。「RAV4は若者でも手が届く本格SUV」というイメージを持っていた方にとっては、かなり厳しい現実を突きつけられることになります。

ただし、単なる値上げと捉えるのは早計かもしれません。後述するように、ハイブリッドシステムの刷新による燃費向上（約21.3km/L予想）や、PHEVのEV性能向上など、ランニングコストの低減や機能価値の向上分が含まれているからです。イニシャルコスト（購入価格）の高さを受け入れられるかどうかが、新型RAV4オーナーになれるかどうかの分かれ道と言えそうです。

ボディサイズの拡大と駐車場の注意点

価格と同じくらい、あるいはそれ以上に切実な問題となり得るのがボディサイズ、特に「全幅」の拡大です。ここは都市部にお住まいの方や、マンション住まいの方は絶対に読み飛ばさないでください。

新型RAV4は、グレードによってボディサイズ（全幅）が異なります。主力グレードとなる「ADVENTURE」や、走りの「GR SPORT」では、フェンダーの張り出し強調などにより全幅が1,880mmまで拡大されます。

機械式駐車場の「1,850mmの壁」に要注意

ご存知の方も多いと思いますが、日本の都市部のマンションや商業施設、コインパーキングにある機械式駐車場（パレット式）の多くは、入庫可能な全幅制限を「1,850mm以下」としています。

現行型RAV4やハリアーの全幅は1,855mm〜1,865mmで、タイヤ外幅の収まり具合や管理会社の許容範囲によっては「ギリギリ入庫OK」とされるケースもありました。しかし、新型の1,880mmとなると話は別です。物理的にパレットの枠にタイヤが収まらない、あるいはセンサーが反応して入庫不可となるケースが急増します。

比較的落ち着いたデザインの「CORE」グレードであれば全幅1,855mmに留まる見込みですが、それでも余裕はありません。もし「ADVENTURE」のタフなデザインに惚れ込んで購入を決意したとしても、自宅の駐車場に入らなければ元も子もありません。

購入を検討される際は、必ず車検証上のサイズ制限を確認するだけでなく、実際に試乗車（同等の全幅を持つ車）で入庫テストを行わせてもらうなど、慎重な確認が必要です。場合によっては、近隣の平置き駐車場を新たに契約する必要が出てくるかもしれません。これは「納車されてからでは取り返しがつかない」最大のリスクポイントですので、本当に気をつけてくださいね。

ハンマーヘッド採用の外観デザイン

エクステリアデザインに関しては、近年のトヨタ車が推し進める最新のデザイン言語「ハンマーヘッド（シュモクザメ）」モチーフがRAV4にも全面的に採用されます。新型プリウスやクラウンシリーズで見られる、あの鋭い「コ」の字型のヘッドランプと、ノーズ（鼻先）を突き出したような形状です。

これにより、現行型の少し泥臭いイメージから、より先進的でハイテク感のある、都会的な顔つきへと変貌を遂げます。しかし、RAV4のアイデンティティである「SUVらしさ」が消えたわけではありません。面白いのは、グレードによって「顔」を大きく作り分けている点です。

CORE（コア）： グリルに緻密なハニカムメッシュパターンを採用。フェンダーアーチモールも薄型のナロータイプとなり、都会の街並みに溶け込む洗練されたデザインです。ハリアー検討層も取り込めるスタイリッシュさがあります。
ADVENTURE（アドベンチャー）： 歴代RAV4のDNAである「冒険心」を強調。フロントグリルは縦横比の高い大型タイプに変更され、バンパー下部にはスキッドプレート風の加飾が施されます。ハンマーヘッドデザインでありながら、厚みのあるタフなプロポーションを実現しています。
GR SPORT（GRスポーツ）： PHEV専用グレードとして設定。「ファンクショナル・マトリックスグリル」を採用し、冷却性能と空力を最適化。専用の前後スポイラーと20インチアルミホイールで、低重心かつワイドなスタンスを強調します。

特に注目したいのは、ADVENTURE専用色として設定される新規開発色「アーバンロック」です。自然の風景にも、都会のコンクリートジャングルにもマッチする絶妙なアースカラーとのことで、黒い樹脂パーツとのコントラストが非常に映えそうです。デザインで選ぶなら、やはりこのADVENTUREが本命になるのではないでしょうか。

内装の進化と大型ディスプレイ搭載

ドアを開けて室内に乗り込むと、そこには現行型とは全く異なる景色が広がっています。インテリアデザインは「アイランド・アーキテクチャー」という新コンセプトを採用。これはディスプレイや操作系を、まるで島（アイランド）のように機能的に配置する手法です。

インストルメントパネルは水平基調を維持しつつ、上面を現行型より約40mm低く設定することで、圧倒的な前方視界の良さを確保しています。そして中央に鎮座するのは、12.9インチまたは14インチの超大型センターディスプレイです。これまでのトヨタ車にありがちだった「画面周りの額縁が太い」といった野暮ったさはなく、非常にスマートな印象を受けます。

運転席正面のメーターも12.3インチのフルデジタル液晶となり、ナビの地図をメーター内に全画面表示することが可能になります。視線移動が減るため、安全性も向上しています。

細かいけれど嬉しい進化点：シフトノブ

センターコンソールのシフトレバーは、従来のガコガコと動かす機械式から、プリウスやクラウンクロスオーバーのような「エレクトロシフトマチック（バイワイヤ式）」の小型タイプに変更されます。

「操作感が寂しい」という声もあるかもしれませんが、これによってセンターコンソール周りが非常にスッキリとし、スマホを置くスペースやカップホルダーの配置が最適化されています。また、コンソールボックスがリバーシブル仕様となり、アームレストとしてもトレーとしても使えるなど、使い勝手への配慮が随所に見られます。

後席の居住性に関しても、膝前スペースは拳2つ分以上をしっかり確保。シートヒーターやUSB Type-Cポート、エアコン吹き出し口など、後席乗員への「おもてなし」装備も抜かりありません。家族での長距離ドライブも快適に過ごせる空間に仕上がっています。

新型RAV4へのモデルチェンジは待つべきか

さて、ここまで新型のスペックや特徴を見てきましたが、結局のところ「新型が出るのを待つべきなのか？」それとも「熟成された現行型を買ってしまうべきなのか？」という究極の選択について、私なりの視点で分析していきます。

PHEVの航続距離と実質EV性能

結論から申し上げます。もしあなたが、戸建て住宅にお住まいで自宅に充電環境（200Vコンセント等）を用意できるのであれば、間違いなく「新型PHEVを待つべき」です。

新型RAV4のPHEVモデルには、トヨタ初となる「第6世代ハイブリッドシステム」が投入されます。バッテリー容量が現行の18.1kWhから22.7kWhへと約30%も増強され、その結果、EV走行距離（ガソリンを使わず電気だけで走れる距離）が、現行の95kmから150kmへと飛躍的に延長される見込みです。

「150km」という数字が持つ意味は絶大です。日本の一般的なドライバーの1日の走行距離は平均30〜40kmと言われています。つまり、実航続距離で100kmを超えてくれば、毎日の通勤、スーパーへの買い物、子供の塾の送迎、これら全てを「電気のみ」でカバーできます。ガソリンスタンドに行くのは、年に数回の遠出の時だけ…という生活が現実のものとなります。

さらに新型では、待望のDC急速充電（CHAdeMO規格）に対応します。これにより、高速道路のSA/PAで休憩中に約30分で80%程度まで回復させることが可能になります。キャンプ場やスキー場の近くまで電気で走り、現地でもV2H（Vehicle to Home）機能を使って「動く蓄電池」として家電製品を使う。そんな最先端のアウトドアライフが手に入ります。

なお、PHEVのような環境性能に優れた車両を購入する場合、国からの「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金（CEV補助金）」の対象となる可能性が高いです。バッテリー容量の大きさや外部給電機能の有無によって補助額が変わるため、最新情報は必ず公的な情報源を確認してください。

（出典：一般社団法人次世代自動車振興センター『CEV補助金』）

競合するハリアーや他車との比較

RAV4を検討する際、必ずと言っていいほど比較対象に挙がるライバルたちとの関係性も整理しておきましょう。

VS トヨタハリアー

同じプラットフォーム（TNGA-K）を使う兄弟車ですが、キャラクターは明確に異なります。ハリアーも2026年頃に改良を控えていますが、あちらはあくまで「都市型・流麗・快適性」重視。荷室の高さが絞り込まれているため、キャンプ道具を屋根まで満載にするような使い方には不向きです。実用性とタフさを求めるならRAV4、高級感とリセールバリューを最優先するならハリアーという選び分けで間違いありません。

VS スバルフォレスター

最大のライバルであるフォレスターも新型が登場しています。新型フォレスターはトヨタの技術を使った「ストロングハイブリッド」を搭載し、燃費性能でRAV4に肉薄してきます。特に雪国にお住まいの方にとっては、スバル独自のAWD制御（X-MODE）への信頼感は絶大でしょう。しかし、フォレスターには今のところPHEVの設定情報がありません。自宅充電でランニングコストを下げたい、EV走行を楽しみたいというニーズにはRAV4が応えてくれます。

VS 日産エクストレイル

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior.html?rstid=x-trail_2405_top_usp_02

全車「e-POWER」のエクストレイルは、100%モーター駆動による滑らかな走りが売りです。静粛性や走りの質感は非常に高いですが、高速道路での燃費はトヨタのハイブリッド（THS）に分があります。また、日本仕様のエクストレイルにはPHEVがないため、長距離を走る機会が多い方はRAV4の方がトータルの経済性で有利になるケースが多いでしょう。

ライバル比較の結論

荷物を積んで遊びに行くなら： RAV4 ＞ハリアー
雪道の安心感・視界の良さなら： フォレスター ≧ RAV4
自宅充電でEVライフを送るなら： RAV4 PHEV（一択）

予想される納期と購入のタイミング

新型車、それも世界中で人気のRAV4となれば、発売直後の「納期遅延」は避けて通れない課題です。特に今回は、前述した通り「Arene OS」という新しいソフトウェアが搭載されるため、初期ロットの生産数は慎重に絞られる可能性があります。

発売日の2025年12月（HEV）や2026年3月（PHEV）になってからディーラーに行っても、その時点で納期は「1年以上待ち」と告げられる可能性が非常に高いです。実際に現行型RAV4やランドクルーザーシリーズでも同様の現象が起きています。

もし新型を確実に、かつ早めに手に入れたいのであれば、戦略はひとつです。「価格が判明する2025年10月〜11月の段階で、ディーラーに仮予約（オーダー）を入れる」ことです。そのためには、今から懇意にしているディーラー担当者と繋がりを持ち、「情報が出たらすぐに教えて欲しい」と伝えておくことが重要です。値引きは期待できないかもしれませんが、リセールバリューの高い初期モデルを早く手に入れるメリットは大きいです。

値上がり前に現行型を買うべき人

逆に、以下のような条件に当てはまる方は、無理に高額な新型を待つ必要はありません。むしろ、熟成された現行型（50系）を今のうちに購入したほうが、満足度が高い可能性があります。

予算を総額350万円〜400万円以下に抑えたい人： 新型ではガソリン車廃止により、この価格帯のグレードが存在しません。無理をして新型を買うより、現行型の上級グレードに乗るほうが幸せかもしれません。
純ガソリン車の軽快な走りが好きな人： ハイブリッドは燃費が良いですが、車重が重くなります。ガソリンエンジン特有の軽快なハンドリングや、ダイレクトな加速感を味わえるのは現行型が最後です。
自宅マンションの駐車場が狭い人： 何度も言いますが、全幅1,880mmは日本の駐車場事情には大きすぎます。全幅1,855mm〜1,865mmで収まる現行型であれば、入庫可能な場所もまだ多いです。
物理ボタンでの直感操作を好む人： 新型は多くの機能がタッチディスプレイに集約されます。エアコンの温度調整やオーディオ操作など、手探りで操作できる物理ダイヤルやスイッチを好む層には、現行型のインターフェースの方が使いやすいでしょう。

現行型の中古車相場は、新型の話題が出始めると一時的に変動します。状態の良い「ガソリン4WD」や特別仕様車「Offroad package」などは、希少価値が出る前に探しておくのが賢い選択と言えるでしょう。