ハリアーとRAV4を徹底比較!スペックの違いと選び方を解説

SUVを検討する際、「ハリアー」と「RAV4」のどちらを選ぶべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。どちらもトヨタの人気SUVですが、デザインや性能、用途によって適した選択肢が異なります。本記事では、ハリアーとRAV4の違いを比較し、価格や燃費、乗り心地、維持費などのポイントを詳しく解説します。

街乗りでの快適性を求めるならハリアー、アウトドアでの走破性を重視するならRAV4という大まかな選び方ができますが、細かなスペックや機能を比較することで、ご自身のライフスタイルに合った一台が見えてくるはずです。

「ハリアーとRAV4のどちらが自分に合っているのか?」と悩んでいる方に向けて、選び方のポイントを分かりやすくまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること
  • ハリアーとRAV4のスペックや性能の違い
  • ハリアーとRAV4の価格やコスパの比較ポイント
  • 街乗りとアウトドア、それぞれに適した選び方
  • 燃費や維持費、リセールバリューの違い

ハリアーとRAV4を徹底比較!どっちが買いか?

画像引用:https://toyota.jp/rav4/design/ https://toyota.jp/harrier/design/
  • ハリアーとRAV4のスペックを比較
  • 価格差は?コスパで選ぶならどっち?
  • 乗り心地の違いを徹底解説
  • どっちが大きい?サイズ感をチェック
  • 静粛性の違いは?快適さを比較
  • 維持費はどっちが安い?コスト面を検証

ハリアーとRAV4のスペックを比較

SUVを検討する際、スペックの違いは重要なポイントです。ハリアーとRAV4はどちらもトヨタの人気SUVですが、用途やライフスタイルによって適した選択肢が変わります。両車ともガソリンモデル、ハイブリッド(HEV)モデル、そしてプラグインハイブリッド(PHEV)モデルをラインナップしており、それぞれ異なる特性を持っています。

ここでは、エンジン性能や駆動方式、安全性能などの観点から両車を比較し、どのような違いがあるのか詳しく解説していきます。

エンジン性能と燃費

ハリアーとRAV4には、ガソリンエンジン・ハイブリッド(HEV)・プラグインハイブリッド(PHEV)の3つのパワートレインが用意されています。それぞれのスペックを以下の表にまとめました。

ハリアー・RAV4のエンジンスペック比較
車種エンジン最高出力燃費(WLTCモード)
ハリアー(ガソリン)2.0L 直列4気筒171PS15.4km/L
ハリアー(ハイブリッド)2.5L HEV218PS22.3km/L(2WD)/ 21.6km/L(4WD)
ハリアー(プラグインハイブリッド)2.5L PHEV306PS22.2km/L
RAV4(ガソリン)2.0L 直列4気筒171PS15.8km/L(2WD)/ 15.2km/L(4WD)
RAV4(ハイブリッド)2.5L HEV222PS20.6km/L(2WD)/ 20.5km/L(4WD)
RAV4(プラグインハイブリッド)2.5L PHEV306PS22.2km/L

エンジンスペックを見ると、ハリアーとRAV4の基本性能は非常に近いことが分かります。しかし、以下の点で違いが出てきます。

  • ハリアーのハイブリッドは燃費性能が優秀で、特に2WDモデルは22.3km/Lと経済的
  • RAV4のハイブリッドは出力がわずかに高く、アウトドア用途での動力性能が優れている
  • プラグインハイブリッド(PHEV)モデルは両車共通の306PSで、EV走行を活用できる点が強み

駆動方式と走行性能

ハリアーとRAV4は、2WD(FF)と4WDの両方を選択可能ですが、駆動方式に対する考え方が異なります。

ハリアー
  • 都市部や高速道路での走行を重視した設計。
  • 2WD(前輪駆動)は燃費性能を重視し、静粛性の高い走りを実現。
  • 4WDは電子制御を活用し、滑りやすい路面でも安定した走行が可能。
RAV4
  • アウトドアやオフロード走行を想定した設計
  • 4WDモデルには「トレイルモード」や「ダイナミックトルクベクタリングAWD」などの悪路走破性を高める機能を搭載。
  • 特に「Adventure」グレードは、オフロード走行を想定した専用装備が充実。

安全性能の違い

どちらの車にも、トヨタの先進運転支援システム「Toyota Safety Sense」が搭載されていますが、細かな違いがあります。

ハリアーの安全装備
  • パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を搭載し、駐車時の衝突リスクを低減。
  • 高度なブラインドスポットモニター(BSM)が搭載されており、高速道路での車線変更時の安全性が向上。
  • リアクロストラフィックアラート(RCTA)により、駐車場などでの後退時の安全性を強化。
RAV4の安全装備
  • トレイルモードが搭載され、悪路での安定した走行が可能。
  • ダイナミックトルクベクタリングAWDにより、悪路での駆動力配分を最適化し、走破性を向上。
  • オフロード向けの安全装備が充実しており、アウトドアでの走行に適している。

ハリアーとRAV4のスペックを比較すると、以下のような違いが明確になります。

項目ハリアーRAV4
燃費ハイブリッドモデルが優秀(22.3km/L)わずかに劣る(20.6km/L)
走行性能都市部・高速道路向けの快適性重視オフロード・悪路向けのタフな設計
駆動方式2WD / 4WD(PHEVは4WDのみ)2WD / 4WD(PHEVは4WDのみ)
安全性能高級SUVらしい先進装備オフロード向けの機能が充実
PHEVの有無あり(306PS)あり(306PS)

ハリアーは「街乗り・高級感・快適性」を重視する方におすすめ。特にハイブリッドモデルは燃費が良く、都市部での使い勝手が優れています。

RAV4は「アウトドア・悪路走破性・実用性」を重視する方に最適。特に4WDモデルやAdventureグレードは、キャンプやスキーなどのレジャー用途で活躍します。

どちらを選ぶかは、用途やライフスタイルに合わせた選択が重要です。

詳しいグレードやオプションについては、トヨタ公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

ハリアー公式ページ
RAV4公式ページ

価格差は?コスパで選ぶならどっち?

クルマを選ぶ際、価格とコストパフォーマンス(コスパ)は重要な判断基準です。トヨタの人気SUVであるハリアーとRAV4は、それぞれ異なる魅力を持っています。ここでは、両車の価格差やコスパ、さらに残価設定型クレジット利用時の残価率について詳しく比較していきます。

車両価格の比較

まず、ハリアーとRAV4の各グレードの価格を比較します。

車種グレード価格(税込)
ハリアーS(ガソリン)3,128,000円
ハリアーG(ガソリン)3,608,000円
ハリアーZ(ハイブリッド)4,638,000円
ハリアーZ(プラグインハイブリッド)6,200,000円
RAV4X(ガソリン)2,938,000円
RAV4G(ハイブリッド)4,066,000円
RAV4PHV G(プラグインハイブリッド)5,566,000円

価格帯を見ると、ハリアーの方が全体的に高級志向であることが分かります。特に、最上位グレードのZ(プラグインハイブリッド)は6,200,000円と、RAV4のプラグインハイブリッドモデルよりも高額です。一方、ベースモデルの価格を比較すると、RAV4のガソリンモデルはハリアーよりも約19万円安く、より手頃な価格帯であることが特徴です。

コスパの違い

コスパを考える上では、「価格に対する価値」を見極めることが重要です。両車の強みを比較し、それぞれの価値を解説します。

ハリアーの強み
  • 高級感のあるデザインと内装:上質なレザーシートやソフトパッドを多用し、高級SUVらしい質感を実現。特に上位グレードでは、本革シートや高級オーディオシステムが標準装備されています。
  • 静粛性が高く、快適な乗り心地:遮音材を多用し、エンジン音やロードノイズを低減。高速道路や市街地での快適性が優れています。
  • 高リセールバリュー:市場での人気が高く、中古車市場においても高い価値が維持されやすい。
RAV4の強み
  • 価格が手頃でコスパが良い:ガソリンモデルの価格が300万円以下と、比較的購入しやすい設定になっています。
  • 悪路走破性が高く、アウトドア向け:トレイルモードやダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載し、キャンプやスキーなどのアウトドア用途にも最適。
  • 広い荷室で実用性が高い:後部座席を倒せば広大なラゲッジスペースが確保でき、大きな荷物を積むことが可能。

維持費とのバランス

価格だけでなく、維持費もコスパを考える上で重要です。以下の比較表をご覧ください。

項目ハリアーRAV4
燃費(WLTCモード)HEV:22.3km/L(2WD)HEV:20.6km/L(2WD)
税金(排気量)2.0L / 2.5L2.0L / 2.5L
保険料高級車のためやや高め標準的なSUV価格帯
メンテナンス費高級パーツのためコストがかかる比較的安価なパーツで維持しやすい

ハリアーは高級SUVとして設計されているため、燃費性能は優れているものの、メンテナンスや保険料が高くなる傾向があります。一方、RAV4はオフロード向けの設計が施されているため、悪路を頻繁に走行するとサスペンションやタイヤの消耗が早くなり、交換費用が発生する可能性があります

残価設定型クレジット利用時の残価率

クルマの購入方法として、残価設定型クレジット(いわゆる「残クレ」)を利用するケースも増えています。残価率とは、契約期間終了時に車両を買い取る際の想定価格の割合を示しており、残価率が高いほど月々の支払い額を抑えることができます

車種グレード参考残価率(3年後)
ハリアー(HEV)Z約50%
ハリアー(PHEV)Z PHEV約45%
RAV4(HEV)G約47%
RAV4(PHEV)PHV G約43%

※ 上記の残価率は市場の傾向を基にした参考値であり、実際の残価率はディーラーや金融機関の設定によります。

ハリアーとRAV4の残価率を比較すると、ハリアーの方がやや高い傾向にあることが分かります。特にハイブリッド(HEV)モデルは市場での人気が高く、リセールバリューも高いため、残価率が50%前後になることが一般的です。

一方、RAV4も比較的高い残価率を維持していますが、アウトドア志向のSUVのため、オフロード走行などで使用状況に差が出ると残価率に影響することがあります

まとめ

「コスパ重視で選ぶならRAV4」「高級感や快適性を重視するならハリアー」という選び方がベストです。

  • 価格を抑えつつ、悪路走破性や荷室の広さを重視するならRAV4
  • 静粛性や高級感、長距離移動での快適さを求めるならハリアー
  • 残価設定型クレジットを利用する場合、ハリアーの方がやや残価率が高いため、月々の支払いを抑えやすい

予算と求める価値を天秤にかけて、自分のライフスタイルに合った一台を選ぶと良いでしょう。

乗り心地の違いを徹底解説

クルマを選ぶ際、乗り心地は非常に重要なポイントです。特に長距離移動や日常の運転において、快適さは大きな影響を与えます。ハリアーとRAV4はどちらもトヨタの人気SUVですが、その乗り心地には明確な違いがあります。ここでは、シートの快適性、サスペンションの違い、走行中の揺れや安定感について詳しく解説します。

シートの快適性と室内空間

ハリアーとRAV4のシートは、設計コンセプトが異なります。

  • ハリアー:高級感のあるしっとりした座り心地。特に上位グレードでは本革シートが採用されており、長時間座っても疲れにくい。
  • RAV4:実用性を重視した設計。シートのクッションはやや硬めで、アウトドア用途に適している。

また、室内空間の広さについても違いがあります。ハリアーは流線型のデザインのため、ルーフが低めで頭上スペースがやや狭く感じることがあります。一方、RAV4はボクシーなデザインのため、車内の開放感が高く、圧迫感が少ないです。

サスペンションと乗り心地の違い

SUVは車高が高いため、乗り心地を決める大きな要素としてサスペンションの性能が重要です。

車種サスペンション乗り心地の特徴
ハリアーダブルウィッシュボーン式しなやかで滑らかな乗り心地
RAV4トーションビーム式硬めの設定で安定感重視

ハリアーは高級SUVらしく、足回りが柔らかく設計されており、路面の細かな凹凸をしっかり吸収します。都市部のアスファルト道路では特に快適な乗り心地を提供します。

一方、RAV4は悪路走破性を重視したサスペンションセッティングになっており、ダートや砂利道でも安定感があります。しかし、舗装路ではハリアーよりも少し硬さを感じることがあります。

走行中の揺れと安定感

ハリアーは高速走行時の安定感が非常に高く、風の影響を受けにくい設計になっています。特に長距離移動ではその違いを実感できるでしょう。

RAV4はオフロード性能を考慮した設計のため、タイヤの厚みやサスペンションのセッティングが異なり、多少の揺れを感じることがあります。ただし、SUVらしいしっかりとした走りを求める人には、安心感のある走行性能と言えます。

まとめ

項目ハリアーRAV4
シートの快適性柔らかく高級感あり硬めで実用性重視
室内空間開放感は少なめ天井が高くゆとりあり
サスペンションしなやかで快適硬めで安定感重視
走行中の揺れ少なめで静か振動を感じる場面あり

ハリアーは「高級セダンに近い滑らかな乗り心地」、RAV4は「SUVらしい力強い走行感」を重視しています。街乗りや快適性を優先するならハリアー、アウトドアや悪路走行も想定するならRAV4が適しています。

どっちが大きい?サイズ感をチェック

画像引用:https://toyota.jp/rav4/design/
画像引用:https://toyota.jp/harrier/design/

SUV選びでは、車体のサイズが駐車のしやすさや取り回しのしやすさに影響します。ハリアーとRAV4はどちらもミドルサイズSUVに分類されますが、サイズ感には違いがあります。

ボディサイズの比較

車種全長全幅全高ホイールベース
ハリアー4,740mm1,855mm1,660mm2,690mm
RAV44,600mm1,855mm1,685mm2,690mm

この表から分かるように、ハリアーは全長が長く、RAV4よりも伸びやかなデザインになっています。そのため、高速走行時の安定感が高く、大人っぽい雰囲気があります。一方、RAV4は全長が短いため、狭い駐車場でも取り回しがしやすいというメリットがあります。

室内空間の違い

項目ハリアーRAV4
乗員スペースやや狭い広め
荷室容量約409L約580L

RAV4は室内の広さや荷室の大きさが魅力で、アウトドアギアや大きな荷物を積みやすい仕様になっています。ハリアーは流線型のデザインの影響で、若干荷室の容量が小さめですが、その分エレガントなスタイリングになっています。

取り回しのしやすさ

  • ハリアー:全長が長いため、狭い道や駐車場ではやや気を使うことがある。
  • RAV4:全長が短めで、都市部での取り回しがしやすい。

まとめ

項目ハリアーRAV4
全長長い(取り回しに注意)短めで運転しやすい
荷室やや小さい大容量でアウトドア向き
車内の広さコンパクトゆとりがある

広々とした室内や荷室の大きさを重視するならRAV4、スタイリッシュで安定感のある走行を求めるならハリアーが適しています。

静粛性の違いは?快適さを比較

クルマの静粛性は、快適なドライブに大きく影響します。特に長距離移動や高速道路での走行時に、エンジン音やロードノイズが気になるかどうかは重要なポイントです。ハリアーとRAV4はどちらもトヨタのミドルサイズSUVですが、その静粛性には違いがあります。ここでは、エンジン音、風切り音、ロードノイズの観点から詳しく比較します。

エンジン音の違い

ハリアーとRAV4はどちらもガソリン車とハイブリッド車が用意されていますが、それぞれのエンジン音の特性には違いがあります。

  • ハリアー:エンジン音が抑えられており、特にハイブリッド車では発進時の静粛性が非常に高い。ガソリン車でもアイドリング時の振動が少なく、高級車のような落ち着いた音質。
  • RAV4:アウトドア志向の設計のため、エンジン音がややダイレクトに伝わる。特に高回転時には力強い音が聞こえやすいが、SUVらしいタフな印象を与える。

風切り音の違い

高速道路を走行すると、ドア周りやフロントガラスを通して風切り音が発生します。ハリアーとRAV4では、その対策に違いがあります。

  • ハリアー:空力性能を意識したデザインになっており、風切り音が少ない。特にサイドミラーの形状が工夫されており、高速走行時でも風切り音が抑えられている。
  • RAV4:ボクシーなデザインの影響で、特に高速道路では風切り音がやや大きめ。ただし、SUVらしい無骨なデザインを優先しているため、あえて静粛性を最優先にはしていない。

ロードノイズの違い

道路の舗装状況によっては、タイヤから発生するノイズ(ロードノイズ)が気になることがあります。

車種ロードノイズの特性
ハリアー高級SUVらしく遮音材が多用されており、静か
RAV4タイヤサイズが大きいため、ややロードノイズが響く

ハリアーは遮音材が多く使用されており、ロードノイズが抑えられています。特に静粛性に優れたタイヤが標準装備されているため、アスファルトの継ぎ目やマンホールの上を通過しても、不快な振動や音が伝わりにくいです。

一方、RAV4は悪路走行を意識したオールテレーンタイヤを装着しているグレードもあり、それがロードノイズにつながることがあります。特に高速道路ではゴーッという音が聞こえやすくなります。

まとめ

項目ハリアーRAV4
エンジン音静かで落ち着いた音やや力強く響く
風切り音少なく快適高速走行時にやや気になる
ロードノイズ遮音材が多く静かタイヤの影響で大きめ

静粛性を重視するならハリアー、SUVらしいタフな走りを楽しみたいならRAV4が向いています。

維持費はどっちが安い?コスト面を検証

車の購入後には、ガソリン代や税金、メンテナンス費用などの維持費がかかります。長く乗ることを考えると、どちらの車の維持費が安いのかも重要なポイントです。ここでは、燃費、税金、保険料、メンテナンスコストの観点から比較していきます。

燃費とガソリン代

燃費の良し悪しは、日々のガソリン代に直結します。

車種グレード燃費(WLTCモード)1万km走行時の燃料費(※ガソリン180円/Lで計算)
ハリアーガソリン車約15.4km/L約116,900円
ハリアーハイブリッド約21.6km/L約83,300円
RAV4ガソリン車約15.2km/L約118,400円
RAV4ハイブリッド約20.6km/L約87,400円

ハイブリッド車ならハリアーの方が若干燃費が良く、年間のガソリン代も抑えられます。ただし、ガソリン車同士で比較すると、ほぼ同等の燃費性能です。

税金と保険料

  • 自動車税:ハリアーもRAV4も排気量が2.0Lまたは2.5Lのため、税金額はほぼ同じ。
  • 自動車重量税:どちらも車両重量が1.5~1.7トン程度のため、ほぼ同じ。
  • 自賠責・任意保険:RAV4はオフロード車としての特性があるため、場合によってはハリアーよりも保険料が高くなることがある。

メンテナンスコスト

車の維持費には、定期的なメンテナンスも含まれます。

  • ハリアー:高級SUV向けのパーツが多く、タイヤ交換やブレーキパッド交換時の費用がやや高め。
  • RAV4:オフロード走行を考慮したパーツを使用しているため、悪路走行が多い場合はサスペンションなどのメンテナンスコストがかかることも。

まとめ

項目ハリアーRAV4
燃費ハイブリッドはやや良いやや劣る
ガソリン代少し安い若干高め
税金ほぼ同じほぼ同じ
保険料やや安いことが多い場合によっては高め
メンテナンス費高級パーツでコスト高オフロード走行による修理費がかかる可能性

維持費を最小限に抑えたいなら、ハリアーのハイブリッド車が最も経済的です。一方、RAV4はガソリン車でも比較的コストが抑えられるため、初期費用を抑えつつSUVらしい走りを楽しみたい人に向いています。

ハリアーとRAV4の比較で注目すべきポイント

https://toyota.jp/harrier/?padid=from_carlineup_harrier
画像引用:https://toyota.jp/rav4/?padid=from_carlineup_rav4
  • リセールバリューを比較!売る時にお得なのは?
  • 後部座席の広さと快適性をチェック
  • 実際の口コミから見る評価の違い
  • 燃費の差は?エコ性能を比べる
  • 街乗りとアウトドア、どちらに向いている?

リセールバリューを比較!売る時にお得なのは?

クルマを購入する際、多くの人が「リセールバリュー(再販価値)」を意識するでしょう。数年後に売却することを考えたとき、リセールバリューが高い車を選ぶことで、購入時のコストを抑えることができます。ここでは、ハリアーとRAV4のリセールバリューを比較し、どちらが売却時に有利なのかを詳しく解説します。

ハリアーのリセールバリュー

ハリアーは高級SUVとしてのブランド力が強く、中古市場でも高い人気を誇ります。特にハイブリッドモデルは、燃費性能や静粛性が評価されており、3~5年後のリセールバリューが比較的安定しているのが特徴です。

車種グレード参考リセール率(3年後)
ハリアー(ガソリン)G約55%
ハリアー(ハイブリッド)Z約60%
ハリアー(プラグインハイブリッド)Z PHEV約50%

高級SUVとしてのステータスがあり、上位グレードや特別仕様車は特にリセールが良い傾向があります。また、ブラックやホワイトパールなどの人気色は、査定時にプラス評価を受けやすいです。

RAV4のリセールバリュー

RAV4はアウトドア志向のSUVとして人気が高く、特に4WDモデルのリセールが安定しています。悪路走行にも適しているため、中古市場でもニーズが高く、5年経過しても比較的高値で取引されることが多いです。

車種グレード参考リセール率(3年後)
RAV4(ガソリン)Adventure約53%
RAV4(ハイブリッド)G約57%
RAV4(プラグインハイブリッド)PHV G約48%

ハリアーと比較すると、リセールバリューはやや低めですが、オフロード仕様のAdventureやハイブリッドモデルは特に人気が高いため、比較的高値で売却できる可能性があります。

どちらが売却時にお得?

項目ハリアーRAV4
リセールバリューの安定性高い(特にハイブリッド)比較的高い(Adventureなど)
再販市場での人気高級SUVとして評価されやすいアウトドア志向のニーズが高い
長期保有時の価値5年経過後も比較的高値オフロード用途によっては減価が早い

一般的に、ハリアーの方が高級SUVとしての価値が維持されやすく、特にハイブリッドモデルのリセールが高い傾向があります。一方、RAV4はアウトドア用途の影響で、走行距離や使用状況によってリセールの差が出やすいですが、人気グレードは安定した残価を保つことができます。

後部座席の広さと快適性をチェック

後部座席の広さや快適性は、乗員の満足度に直結する重要なポイントです。長距離移動やファミリーカーとしての使用を考えたとき、どちらの車が快適な空間を提供するのかを比較していきます。

シートの広さと座り心地

項目ハリアーRAV4
後部座席の足元スペースゆとりあり広め
シートのクッション性柔らかめで快適やや硬め
リクライニング機能あり(快適性重視)あり(角度広め)

ハリアーは高級SUVらしく、後部座席のシートが柔らかく、長時間の乗車でも疲れにくい設計です。リクライニング機能も備わっており、リラックスした姿勢で乗車できます。

RAV4はやや硬めのシートで、アウトドア向けの設計になっています。リクライニング機能は広い角度で設定できるため、荷物の積載時にも調整しやすいのが特徴です。

車内の広さと快適装備

項目ハリアーRAV4
頭上スペースやや狭い開放的
エアコンの吹き出し口後部座席にあり後部座席にあり
USBポートありあり

RAV4は車高が高いため、後部座席の頭上スペースが広く、開放感のある設計になっています。特にアウトドア用途では、車内でのくつろぎや荷物の積載に余裕を持たせられます。

一方、ハリアーは流線型のデザインの影響で頭上スペースが若干狭めですが、ラグジュアリーな雰囲気を重視した設計になっています。後部座席専用のエアコン吹き出し口やUSBポートも備わっており、快適な移動をサポートします。

どちらが快適?

  • ハリアーは「快適性重視」。シートのクッション性が高く、上質な移動が可能
  • RAV4は「開放感重視」。天井が高く、広々とした車内空間が魅力

実際の口コミ

WebメディアやSNSから集めた良い口コミと悪い口コミの双方を紹介します。

ハリアーの口コミ

良い口コミ:
  • 高級感のあるデザインと内装
    「外装・内装共にかっこいいです。運転席、後部座席共に乗り心地に問題はないです。運転はもちろんしやすい!」 引用元: CarSensor
  • 静粛性と快適な乗り心地
    「ハリアーは乗り心地に関してもおおむね好評な意見が多く見られました。特に長距離を乗った場合に感じる『突き上げ感や振動の少なさ』が多くの口コミで評価されていました。」 引用元: Mobilico
  • 視界の良さと運転のしやすさ
    「ハリアーは、フロントガラスが大きく運転席から見る視界も良いことから、大型の車の中では運転がとてもしやすいです。」 引用元: 221616.com
悪い口コミ:
  • ウインカーの位置に関する不満
    「リアのウィンカーの位置が下過ぎないか」 引用元: ANT LLC
  • 価格に対する意見
    「ハリアーについて気になる点として多かったのが、やはり価格に関して『高い』と評価する声です。」 引用元: Mobilico
  • 後方視界や小回り性能の問題
    「後方視界や小回り性能がよくない」 引用元: 価格.comマガジン

RAV4の口コミ

良い口コミ:
  • アウトドアでの活躍
    「室内も広くて使いやすく、キャンプでも活躍しています。」 引用元: AutoNavi
  • 運転のしやすさと乗り心地
    「サイズは大きいですがSUVなのでアイポイントも高く、比較的運転しやすいかなと思います。友人を乗せていても『乗り心地が良い』と評判が良く、遠出も苦になりません。」 引用元: AutoNavi
  • 視界の良さと快適性
    「座席は前も後ろもとても広く、ゆったりと過ごせます。フロントガラスも大きく、見晴らしがいいだけでなく周囲もよく見えるため安心して運転できます。」 引用元: 221616.com
悪い口コミ:
  • 燃費性能に関する不満
    「ハイブリッド車に比べると明らかに燃費性能が悪いです。個人的にはリッター7キロくらいかなと思っています。」 引用元: CarSensor
  • 内装の収納スペースの少なさ
    「収納は確かに少ないですね。」 引用元: 価格.comレビュー
  • オフロード性能に関する意見
    「オフっぽいデザインだがオフロードは苦手。」 引用元: Yahoo!知恵袋

燃費の差について

ハリアーとRAV4のハイブリッドモデルはどちらも燃費性能に優れていますが、具体的な数値を比較すると若干の違いが見られます。

ハリアーとRAV4のハイブリッドモデル燃費比較

車種駆動方式燃費(WLTCモード)
ハリアー(ハイブリッド)2WD22.3km/L
ハリアー(ハイブリッド)4WD21.6km/L
RAV4(ハイブリッド)2WD20.6km/L
RAV4(ハイブリッド)4WD20.5km/L

ハリアーのハイブリッドモデルは、2WDで22.3km/L、4WDでも21.6km/Lと高い燃費性能を実現しています。一方、RAV4のハイブリッドモデルは2WDで20.6km/L、4WDで20.5km/Lとなっており、燃費の面ではハリアーの方が若干優れた数値を示していることが分かります。

燃費性能の違いを生む要因

燃費の違いにはいくつかの要因が関係しています。

① 車両重量と空気抵抗
  • ハリアーはRAV4に比べて流線型のデザインを採用しており、空気抵抗が少ないため、高速走行時の燃費が向上しやすい。
  • RAV4は比較的角張ったデザインのため、空気抵抗が大きくなることで高速走行時の燃費が若干劣る。
  • ただし、RAV4の方が軽量な設計になっており、市街地走行ではその差が若干縮まる傾向がある。
② ハイブリッドシステムの制御の違い
  • ハリアーは上質な乗り心地を重視しており、燃費性能に特化したエンジン制御を採用している。
  • RAV4はアウトドア向けの設計になっており、悪路走行時のエネルギー配分に重点を置いた制御を行うため、燃費性能が若干劣る。
③ タイヤの違い
  • ハリアーは低燃費タイヤを標準装備しており、転がり抵抗を抑えて燃費向上に貢献している。
  • RAV4はオールテレーンタイヤを採用するグレードがあるため、路面抵抗が大きくなることで燃費がやや低下する。

燃料コストの違い

燃費が異なると、年間の燃料コストにも違いが出てきます。以下の表は、年間走行距離を10,000km、ガソリン価格を180円/Lと仮定した場合の燃料費の比較です。

車種燃費(WLTCモード)年間燃料消費量(L)年間燃料費(円)
ハリアー(ハイブリッド・2WD)22.3km/L約449L80,820円
ハリアー(ハイブリッド・4WD)21.6km/L約463L83,340円
RAV4(ハイブリッド・2WD)20.6km/L約485L87,300円
RAV4(ハイブリッド・4WD)20.5km/L約488L87,840円

ハリアー(ハイブリッド・2WD)は年間約80,820円の燃料費で済むのに対し、RAV4(ハイブリッド・4WD)は約87,840円と、約7,000円の差が出る計算になります。これを大きいととらえるかどうかですね。

ハイブリッドとガソリンモデルの燃費比較

ハイブリッドモデルとガソリンモデルの燃費を比較すると、燃費性能の違いがより明確になります。

車種パワートレイン燃費(WLTCモード)
ハリアー(ガソリン)2.0Lガソリン15.4km/L(2WD)
RAV4(ガソリン)2.0Lガソリン15.8km/L(2WD)

ガソリンモデルに関しては、RAV4の方が若干燃費が良いことが分かります。これは、RAV4の車両重量が比較的軽いことと、エンジン制御が効率的であることが影響していると考えられます。

EV走行可能なプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの燃費

ハリアーとRAV4にはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルも存在し、EV走行が可能です。PHEVの燃費(ハイブリッドモード時)は以下の通りです。

車種燃費(WLTCモード)
ハリアー(プラグインハイブリッド)22.2km/L
RAV4(プラグインハイブリッド)22.2km/L

どちらのPHEVモデルも燃費は同じですが、EV走行を活用することでガソリンをほとんど使わずに通勤や買い物が可能になる点がメリットです。特に、自宅に充電設備がある場合、ガソリン代の節約効果は大きくなります。

まとめ

項目ハリアー(HEV)RAV4(HEV)
燃費性能(2WD)22.3km/L20.6km/L
燃費性能(4WD)21.6km/L20.5km/L
年間燃料費(10,000km走行時)約80,820円約87,300円
車両重量やや重い比較的軽い
空気抵抗低め高め
タイヤの影響低燃費タイヤオールテレーンタイヤあり

いかがでしょうか?燃費については実際の使用頻度や運転の仕方によって大きく変わってきますが、カタログスペック上はほとんど変わらない印象です。

街乗りとアウトドア、どちらに向いている?

街乗りに適しているのはハリアー

ハリアーは、都市部での快適な走行と高級感を重視した設計になっています。特に静粛性や乗り心地にこだわりがあり、日常使いの満足度が非常に高いのが特徴です。

① 静粛性の高さがもたらす快適なドライブ

ハリアーの静粛性は、同クラスのSUVの中でもトップクラス。以下のような騒音対策が施されており、車内での快適性が高いです。

  • エンジン音の抑制:ハイブリッドモデルはEV走行が可能で、特に低速走行時はほぼ無音。信号待ちや住宅街での走行でも静か。
  • 遮音材の多用:車体全体に遮音材が配置されており、ロードノイズや風切り音を大幅に低減。
  • 振動の少ない設計:サスペンションが柔らかめにチューニングされており、凹凸のある道路でも振動が伝わりにくい。

これにより、渋滞時や深夜の帰宅時など、ストレスの少ないドライブが可能になります。

② 乗り心地の良さと高級感

ハリアーは「高級SUV」としての位置づけが強く、インテリアにもこだわりが見られます。

  • シートの質感:上質な合成皮革や本革シートが採用されており、長時間の運転でも疲れにくい。
  • サスペンションのしなやかさ:街中の段差やマンホールの上を通過する際の衝撃が少なく、乗り心地が滑らか。
  • パワーバックドア:荷物を持っているときでもワンタッチでトランクを開閉可能。

都市部での移動が中心の人や、快適なドライブを求める人には、ハリアーの上質な乗り心地が魅力的です。

③ 燃費性能とコストのバランス
  • ハイブリッドモデルの燃費が優秀(22.3km/L)で、街乗りでも燃料コストを抑えられる。
  • ガソリン価格の高騰時でもランニングコストを抑えやすい
  • 渋滞時でも電動モーターでの走行が多いため、ストップ&ゴーの多い街中で燃費が良い

街乗り中心の人にとって、経済性の高さもハリアーの強みとなります。

アウトドアに適しているのはRAV4

RAV4は、悪路走破性の高さや積載能力の高さが特徴で、アウトドアや長距離ドライブに適したSUVです。特に、4WDモデルにはオフロード走行を意識した技術が搭載されており、キャンプやスキーなどのレジャーシーンで活躍します。

① 優れた悪路走破性

RAV4には、以下のようなオフロード走行をサポートする機能が搭載されています。

  • ダイナミックトルクベクタリングAWD(一部グレード)
    • 路面状況に応じて前後・左右のタイヤへ適切に駆動力を配分し、滑りやすい路面でも安定した走行が可能。
  • トレイルモード
    • ぬかるんだ道や雪道での発進時にタイヤの空転を抑え、スムーズな脱出をサポート。
  • 最低地上高が高い(200mm)
    • 障害物を乗り越えやすく、悪路でも安心して走行可能。

これらの機能により、キャンプ場や山道、雪道などでも安定した走行が可能となります。

② 大容量のラゲッジスペースと積載性

RAV4のラゲッジスペースは、荷物をたくさん積める広さがあり、アウトドアシーンで活躍します。

車種ラゲッジ容量(後席使用時)
RAV4580L
ハリアー409L
  • RAV4は、ゴルフバッグ4個やキャンプ道具、スキー板も余裕で収納可能。
  • リアシートを倒せば、さらに広い収納スペースを確保でき、大型の荷物も楽に積める。
  • 防水加工が施されたラゲッジマットもオプションで選択可能で、アウトドアでの汚れを気にせず使用できる。

荷物をたくさん積む必要があるアウトドア派にとって、RAV4の積載性は大きなメリットです。

③ 長距離ドライブでも快適な走行性能

アウトドアでは、目的地までの長距離ドライブが発生することが多くなります。その点、RAV4は長距離走行に適した設計になっています。

  • 直進安定性が高く、高速道路でも快適に走れる。
  • 長時間の運転でも疲れにくい運転席の設計。
  • 燃費も比較的良く(20.6km/L)、長距離ドライブでもコストを抑えられる。

特にスキーやキャンプなどで長距離移動が多い人には、RAV4の快適な走行性能が強みになります。

まとめ:どちらを選ぶべきか?

項目ハリアーRAV4
静粛性
乗り心地
悪路走破性
積載性
街乗り燃費
アウトドア向き
  • 街乗りメインで、静粛性や高級感を重視するなら「ハリアー」
  • アウトドアやレジャーでの使用が多く、悪路走破性や積載力を求めるなら「RAV4」

ハリアーとRAV4を徹底比較!選ぶべきポイントとは

  • ハリアーは都市部や高速道路向け、RAV4はアウトドアや悪路向け
  • ハリアーのハイブリッドは燃費性能が高く、RAV4は走破性に優れる
  • 価格はハリアーの方が高級志向、RAV4はコスパが良い
  • ハリアーの乗り心地は滑らかで快適、RAV4は硬めで安定感がある
  • サイズはハリアーが長め、RAV4は取り回しがしやすい
  • ハリアーの静粛性は高く、RAV4はエンジン音がダイレクトに伝わる
  • 維持費はハリアーのハイブリッドが低く、RAV4はメンテナンス費用が抑えやすい
  • リセールバリューはハリアーのハイブリッドが高く、RAV4のAdventureも人気
  • 後部座席はハリアーが快適性重視、RAV4は広さと実用性を優先
  • 口コミではハリアーの高級感が評価され、RAV4の積載性や走破性が好評
  • 燃費はハリアーのハイブリッドが最も優秀、RAV4はガソリン車の燃費が良い
  • 街乗りではハリアーが静かで快適、RAV4は視界が広く運転しやすい
  • アウトドア用途ならRAV4が適しており、悪路でも安定した走行が可能
  • プラグインハイブリッド(PHEV)はどちらも同じスペックだが、ハリアーの方が高価
  • 購入の決め手は「快適性と高級感」ならハリアー、「走破性と実用性」ならRAV4
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