羽田空港の駐車場を予約するときの裏ワザはあるのか？公式と民間の比較

羽田空港を利用する際、駐車場の予約は多くの旅行者にとって、旅行に行く気分を左右する大事な要素です。

特に繁忙期には「予約なしでも大丈夫か？」という疑問や、「満車だったらどうする？」という心配が生じます。

本記事では、羽田空港の駐車場予約に関する裏ワザを紹介し、リアルタイムでの駐車場空き情報の確認方法、特にP3駐車場の予約の利便性について解説します。

さらに、公式駐車場と民間駐車場の料金比較を通じて、羽田空港の駐車場予約でより良い選択をするための情報を提供します。

羽田空港の駐車場を予約するときの裏ワザ：駐車場の全体像

羽田空港の公式駐車場は、第1ターミナル（JAL系列）、第2ターミナル（ANA系列）、そして国際線ターミナルに分かれており、合計で約11,000台以上の駐車スペースを提供しています。

第1ターミナル近くのP1、P2駐車場、第2ターミナル近くのP3、P4駐車場、そして国際線ターミナル近くのP5駐車場があります。

P1を除くすべての駐車場は、それぞれ異なる予約サイトを通じて事前予約が可能で、特にP2、P3、P4は予約可能台数が約500台程度となっています。

休暇シーズンや連休時には、駐車場の予約競争が特に激化します。ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期には、予約開始から数時間で満車になることも珍しくありません。

駐車場ごとの詳細

駐車場	最寄りターミナル	収容台数	大型車	自動二輪専用	電気自動車充電	身障者スペース	個室車庫
P1 Google Map	第1ターミナル	2,351台	不可	あり	あり	あり	なし
P2 Google Map	第1ターミナル	2,315台	不可	あり	あり	あり	なし
P3 Google Map	第2ターミナル	2,449台	不可	あり	あり	あり	なし
P4 Google Map	第2ターミナル	3,087台	可 （屋外）	あり	あり	あり	あり
P5 Google Map	第3ターミナル	2,910台	可 （屋外）	あり	なし	あり	あり

駐車可能車種

車種	条件
普通車	積載物、取付物含め、高さ2.3m、幅2.1m、長さ5.7m以内の車両
大型車	積載物、取付物含め、高さ3.8m、幅2.5m、長さ12.0m以内の車両 P4は大型車は2台分の他にマイクロバス、ハイルーフ車の駐車が可能です（料金は普通自動車と同じ）但し、危険物、放送宣伝設備を取付または積載した車両は駐車できません
自動二輪車	幅1.75m以内の自動二輪車

羽田空港駐車場　料金の詳細

羽田空港の公式駐車場料金は、駐車場の種類や位置によって異なります。

基本の料金体系としては、普通自動車の場合、最初の30分は無料で、その後は30分ごとに150円が課せられます。

※1：P5駐車場では入場後30分のみを事前精算することはできません。

駐車場	【通常期】最大料金(24時間)	【多客期】最大料金(24時間)
P1/P2/P3/P4	1,530円	2,140円
P5	2,140円	2,140円

※自動二輪の24時間最大料金はP5以外が500円(通常・繁忙問わず)、P5は700円となります

24時間を超えると、24時間ごとに1,530円の料金が上限となり、これ以上は加算されません。例えば、48時間駐車する場合、料金は3,060円となります。

さらに、予約を利用する際には、P2、P3、P4駐車場では一律1,000円の予約料が追加されます。P5（国際線ターミナル近く）では、予約料は1,400円です。

羽田空港の混雑シーズンと対策

混雑シーズンには特に注意が必要です。最も混雑する時期は、春休み（3月下旬から4月上旬）、ゴールデンウィーク（4月末から5月初旬）、お盆（8月中旬）、そして年末年始（12月末から1月初旬）です。これらの期間中は、空港の利用客が通常の2倍以上に増加することがあり、駐車場が満車になるケースも頻繁に発生します。

以下は各駐車場が定めた2023年度の多客期間となります。

GW	2023年4月28日（金）～ 2023年5月7日（日）
夏季	2023年7月14日（金）～ 2023年8月27日（日）
年末年始	2023年12月22日（金）～ 2024年1月3日（水）

対策としては、事前に予約を行うことが非常に重要です。利用予定日の30日前から予約が可能なので、旅行の日程が決まり次第、一番最初に予約することを心がけましょう。

利便性はP3駐車場

羽田空港のP3駐車場は、第2旅客ターミナルへのアクセスが非常に便利で、特にANAを利用する方におすすめです。

この駐車場は、第2ターミナルまで徒歩で数分の距離にあり、重い荷物を持っている場合や、急いでいる場合でも、迅速かつ容易にターミナルへアクセスすることができます。

また、P3駐車場は約2,450台の駐車スペースを提供しており、予約システムを通じて事前に駐車スペースを確保することが可能です。

特に繁忙期や休暇期間中は、駐車場が満車になる可能性が高く、事前予約をすることで駐車場探しのストレスを避けることができます。

予約開始時刻（通常は利用日の30日前の午前10時）を事前に確認し、予約サイトを通じて迅速に予約を行うことをおすすめします。

この予約サイトでは、空き状況をリアルタイムで確認することができ、予約完了後は専用の入場ゲートを利用してスムーズに入庫することが可能です。

P3駐車場予約はこちら

羽田空港駐車場は予約なしでも大丈夫？リアルタイムで混雑状況を確認する方法

羽田空港の駐車場は、事前予約をしていなくても利用可能なケースが多いですが、繁忙期や休暇シーズンでは、駐車場の空き状況が予測しにくく、当日枠が非常に限られています。

羽田空港の公式駐車場には、事前予約枠とは別に、当日利用可能な非予約枠が設けられていますが、これらは「先着順」で提供されるため、早朝や深夜などの比較的空いている時間帯に到着することが望ましいです。

例えば、休暇シーズン中のある日の平均的な空き状況を見ると、午前6時から8時の間には、非予約枠がある程度利用可能なことが多いのに対し、午前9時を過ぎると、ほとんどの駐車場が満車状態になることが一般的です。

また、駐車場の入口近くに設置された電子掲示板や公式ウェブサイトを通じて、リアルタイムの駐車場空き情報を確認することが可能です。

公式ウェブサイトでは、3分ごとに混雑状況が確認できますので、かなりリアルタイムな状況が把握できます。

また、P2、P3については公式ライブカメラで以下のように駐車場入口や屋上の混雑状況を確認することができますので、こちらも参考にしてみてください。（画像は2023年12月の平日16時時点となります）

このため、事前予約ができなかった場合や、予定が急に変わった場合でも、羽田空港の駐車場を利用することは可能ですが、特に休暇シーズンや連休中には、可能な限り早めに空港に到着することをおすすめします。

また、万が一駐車場が満車の場合は、近隣の民間駐車場の利用や公共交通機関の利用を検討することが賢明です。これにより、駐車場を探すための時間とストレスを減らし、旅行の開始をスムーズに行うことができます。

羽田空港駐車場が満車だったら？周辺の民間駐車場の料金と予約方法を解説

羽田空港周辺には、公式の駐車場以外にも多数の民間駐車場があり、これらの施設は”特P”や”akippa”などの駐車場予約サービスなどを通じて予約することができます。

これらのサービスを利用すると、公式駐車場と比較して料金を節約できる場合が多いです。例えば、羽田空港の公式駐車場が1日最大1,530円から2,140円であるのに対し、民間駐車場では1,000円以下で1日駐車することが可能な場合もあります。

これらの民間駐車場の多くは、羽田空港から車で5分から15分の距離に位置しており、シャトルバスサービスを提供している施設もあります。

以下は実際に”特P”で羽田空港周辺の駐車場を表示させた画像のスクリーンショットです。特Pでも駐車場からターミナルまで徒歩圏内の場所にある駐車場もありますが、これらは基本的にP1~P5のどれかの公式駐車場を特Pからも予約できるようになっています。

公式駐車場の予約が取れない場合は特P経由でも予約ができない場合がほとんどだと思いますので、その場合は少し戻って穴守稲荷駅や大鳥居駅周辺を探すようにしましょう。

予約プロセスは、オンラインまたはモバイルアプリを通じて行われ、空き状況の確認、料金の比較、予約、そして支払いまでが簡単にできます。予約後には、駐車場の住所、アクセス方法、入庫・出庫の手順などの詳細情報が提供されます。

公式駐車場が満車の場合や、料金を節約したい場合には、これらの民間駐車場の利用が特に便利です。ただし、民間駐車場を選ぶ際には、空港からの距離、シャトルバスの有無、開閉時間、キャンセルポリシーなどを事前に確認することが重要です。これにより、羽田空港を利用する際に、安心して快適に駐車スペースを確保できます。

羽田空港の駐車場を予約するときの裏ワザ：応用編

予約の裏ワザの具体的手順

通常、駐車場の予約は利用日の30日前から可能ですが、最大予約可能日数を活用することで、実際にはもっと早くから予約を入れることができます。

例として、12月20日に駐車場を利用したい場合、次の手順で予約を行います。

この裏ワザの利点は、通常の予約開始日よりも早く、競争が少ない時期に予約を入れることができる点です。しかし、重要なのは、予約変更は2回までという制限があることです。

これは、最初の予約とその後の2回の変更が可能という意味で、3回目の変更は許されません。したがって、この裏ワザを使用する場合は、予約日の計画を慎重に立て、予約変更の機会を賢く使う必要があります。

羽田空港周辺の民間駐車場予約の活用方法

羽田空港周辺の民間駐車場の利用は、特に繁忙期や予算に制約がある場合におすすめな選択肢です。公式駐車場の1日最大料金が1,530円から2,140円であるのに対し、民間駐車場では多くの場合、1日1,000円以下で利用可能です。さらに、長期間の利用においては、料金の割引を受けられるケースもあります。

特Pやakippaなどのオンライン駐車場予約サービスを活用することで、出発前にリアルタイムで空き状況を確認し、簡単に駐車スペースを確保できます。

これらのサービスはアプリやウェブサイトを通じてアクセス可能で、数分で予約が完了します。

また、これらのサイトは、利用者のレビューや駐車場の写真、空港までの距離など、詳細な情報を提供しており、利用者が最適な駐車場を選択できるようにサポートしています。

民間駐車場を利用する際の注意点としては、駐車場の位置と空港へのアクセス方法を事前に確認することが重要です。

一部の駐車場では、空港までの無料シャトルサービスを提供している場合もありますが、そうでない場合は公共交通機関やタクシーを利用する必要があります。

これらの点を踏まえると、民間駐車場の予約は、羽田空港を利用する際にコストを節約し、柔軟な駐車オプションを得るための効果的な方法と言えます。公式駐車場が満車の場合や、経済的な駐車場を探している場合には、特に便利です。

駐車料金比較：公式vs民間

公式駐車場と民間駐車場の料金を比較すると、公式駐車場では30分毎に150円が課され、1日最大料金は通常1,530円です。この料金は、特に繁忙期には更に高くなることがあり、多客期の24時間毎最大料金は2,140円に設定されることもあります。

一方で、民間駐車場は料金体系が異なり、多くの場合、より経済的な選択肢となります。特Pやakippaのようなオンライン駐車場予約サービスを利用すると、1日あたり1,000円以下で駐車スペースを確保できる場合も少なくありません。これは、特に長期間の駐車においては、大幅なコスト削減につながります。

しかし、料金だけでなく、立地やアクセスの利便性も考慮する必要があります。公式駐車場は空港ターミナルに直接アクセスできる利便性が高いのに対し、多くの民間駐車場は空港から少し離れた場所にあり、空港へのアクセスに追加の時間や交通手段が必要になることがあります。

例えば、民間駐車場から空港までの距離が数キロメートルある場合、シャトルバスサービスが提供されているか、または公共交通機関やタクシーを利用する必要があるかなど、事前に確認することが重要です。

結論として、羽田空港の駐車場を選ぶ際には、料金と立地の両方をバランス良く考慮し、個々のニーズに最適な選択をすることが望ましいです。公式駐車場は便利ですが料金が高めで、民間駐車場は料金が安いですが、場所によっては空港へのアクセスに余分な時間や手間がかかることがあります。

まとめ：羽田空港の駐車場を予約するときの裏ワザについて

いかがでしたでしょうか？

羽田空港の駐車場予約に関しては、公式駐車場の予約、裏ワザを使った予約、民間駐車場の利用、そして予約サービスやアプリの活用といったさまざまな方法があります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の旅行プランや予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。そしてもし、どの方法を選ぶにしても、特に混雑する時期には早めの予約が必要という点を忘れないようにしましょう。