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【8月5日】シエンタ「JUNO」ついに発売!価格・注意点を徹底解説!

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」をベースにした新しいコンプリートカー、「“シエンタ“JUNO”(ジュノ)」が大きな注目を集めています。ジャパンモビリティショー2023での発表以来、コンセプトカーだと思われていたこのモデルが、ついに市販化されました。

この記事では、正式に発売されたJUNOの価格や仕様、そしてそのユニークな特徴から、ベースとなっているシエンタの基本スペック、さらには購入前に必ず知っておきたい注意点まで、最新の公式情報を基に徹底解説します。

この記事で分かること
  • シエンタJUNOは2025年8月5日に発売されたコンプリートカー
  • “家具モジュール”で「持ち運べる部屋」を創る、全く新しい車の楽しみ方
  • JUNOの車両本体価格と4つの家具モジュールセットの詳細
  • 購入・維持する上で知っておくべき重要事項

シエンタをベースにした”JUNO”とは?

JUNO
https://toyota.jp/info/sienta/juno/

「シエンタベースの新しいカスタムカー?」そう思った方も多いかもしれません。しかし、JUNOの本当の魅力は、単なるドレスアップに留まらない、未来のカーライフを予感させるその革新的なコンセプトにあります。

JUNOの発売日は2025年8月5日。トヨタ×MODELLISTAの共同開発モデル

心待ちにしていたファンにとって、まさに朗報です。トヨタ自動車は2025年8月5日、MODELLISTA(株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)と共同開発したコンプリートカー、“シエンタ“JUNO”を正式に発売しました。

元々JUNOは、「ジャパンモビリティショー2023」において、未来のモビリティの可能性を示す一台として出展されたコンセプトモデルでした。そのコンセプトは、移動手段としてのクルマに「持ち運べる部屋」という新しい価値を加えること。オーナーの趣味やライフスタイルに合わせて、車内空間を自由に編集(カスタマイズ)できるという斬新なアイデアが大きな反響を呼び、今回の市販化へと繋がりました。

JUNOの価格と選べる「家具モジュール」

https://news.mynavi.jp/article/20231103-sienta-juno/

市販化されたことで、具体的な価格と仕様が明らかになりました。JUNOは車両本体に加え、ライフスタイルに合わせて選べる4種類の「家具モジュールセット」が用意されています。

車両本体価格

駆動方式価格(消費税込み)
2WD3,654,200円
E-Four3,852,200円

4つの家具モジュールセット

JUNOの最大の特徴は、この「家具モジュール」にあります。壁面や床に設けられた多数のホール(穴)に、専用のパーツを組み合わせて自分だけの空間を創り出せます。セットは以下の4種類が用意されており、単品での購入も可能です。

セット名特徴価格(消費税込み)
チル セット豊かな時間を楽しむ165,000円
リフレッシュ セット心身ともに整える220,000円
フォーカス セット趣味や仕事に集中する231,000円
コンフォート セット快適な空間でくつろぐ330,000円
JUNO スタイル
https://toyota.jp/info/sienta/juno/
JUNO チル
(例)チル セット
https://toyota.jp/info/sienta/juno/

これらのモジュールを選ぶことで、JUNOは書斎や趣味の部屋、あるいは落ち着いたラウンジへと姿を変えます。従来の「グレード」という概念ではなく、まるで家具を選ぶように自分のクルマをデザインしていく、新しい購入スタイルを提案しています。

標準架装

JUNO 標準架装装備
https://toyota.jp/info/sienta/juno/

販売店オプション家具モジュール

販売店オプション家具モジュール
https://toyota.jp/info/sienta/juno/

ベース車両シエンタの基本スペック

https://news.mynavi.jp/article/20231103-sienta-juno/

コンプリートカー「JUNO」の土台として選ばれたのは、トヨタのコンパクトミニバン「3代目シエンタ」(通称“10系”※)です。JUNOの独創的なアイデアは、シエンタという優れたプラットフォームがあってこそ成り立っています。 ※“10系”は一般的な呼称であり、公式の世代表記ではありません。

JUNOの独創的なアイデアは、シエンタという優れたプラットフォームがあってこそ成り立っています。

JUNOのコンセプトを支えるシエンタの主要スペック

  • ボディサイズと取り回しの良さ
    • 全長:4,260mm
    • 全幅:1,695mm(5ナンバーサイズ)
    • 最小回転半径:5.0m
    • このコンパクトさが、都市部の狭い道でも気兼ねなく走り回れる機動力を生み、「自分だけの部屋」をどこへでも気軽に持ち運べるというJUNOのコンセプトを実現します。
  • 優れた燃費性能(WLTCモード)
    • ハイブリッド車(2WD):28.2 km/L
    • ガソリン車(2WD):18.3 km/L
    • 長距離を移動しても経済的なこの燃費性能は、活動範囲を大きく広げてくれます。
  • 先進の安全性能
    • 予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。衝突被害軽減ブレーキや追従走行機能などが、慣れない場所へのロングドライブでもドライバーをしっかりサポートし、安全な移動を実現します。

これらの「運転しやすく、経済的で、安全」というシエンタの基本性能が、クルマを趣味や仕事の空間として使うという新しい挑戦を、現実的なものとして支えているのです。

ポップアップルーフはなく、内装の革新性に特化

キャンピングカーの情報を探していると、ポップアップルーフを想像するかもしれませんが、JUNOにポップアップルーフの装備設定はありません。JUNOのユニークさは、屋根の上ではなく、車内の「空間そのもの」を全く新しい発想で作り変えた点に集約されています。

後部座席を完全に取り払い、床から壁面までウッド調の素材で統一。このフラットなプラットフォームと壁面のホールを使い、オーナーが空間を自由に「編集」する。高さを求めるのではなく、空間の「意味」そのものを変えるというアプローチこそが、JUNOならではの最大の特徴なのです。

専用ベッドキットは無し。空間全体で就寝スタイルをデザイン

JUNO リフレッシュスタイル
リフレッシュスタイル
トヨタ シエンタ“JUNO” | トヨタ自動車WEBサイト
トヨタ シエンタの公式サイト。このクルマの魅力や価格や燃費、装備情報など、ご購入を検討されている方への情報をご案内します。

シエンタ JUNOには、一般的なキャンピングカーに見られるような決まった形の「ベッドキット」は存在しません。これは、オーナー自身が使い方を決め、空間を創造するというJUNOのコンセプトに基づいています。

「寝るための空間を自分でデザインする」自由な発想

JUNOの車内は、後部座席のない完全にフラットで広大な空間です。そのため、公式の「家具モジュール」や市販のマット、寝袋などを組み合わせることで、オーナーの好みに合わせた就寝スペースを自由に構築できます。

例えば、フラットな床に直接マットレスを敷けば、大人一人が余裕で手足を伸ばせる広大なベッドスペースが生まれます。また、モジュールパーツを工夫して床から少し高い位置に就寝スペースを作れば、その下を収納として活用することも可能です。JUNOは「用意されたベッドで寝る」のではなく、車内で「どう過ごし、どう眠るか」という体験そのものをデザインする楽しみを提案しています。

シエンタ「JUNO」購入前に知っておきたい重要ポイント

https://news.mynavi.jp/article/20231103-sienta-juno/

その独創的なコンセプトから、JUNOは特定のライフスタイルを持つ人々に非常に魅力的に映ります。しかし、購入を検討する上で、その法的な位置づけや維持に関する重要な注意点を理解しておく必要があります。

JUNOの車両区分と注意点(4ナンバー登録)

JUNOは一般的な乗用車(5ナンバー)やキャンピングカー(8ナンバー)とは異なり、4ナンバー登録の「商用バン」扱いとなる架装車です。これに伴い、以下の重要な注意点があります。

  • 家具モジュールは「積載物」扱い
    • 車内に設置するテーブルや棚などの**家具モジュールは、法律上「積載物(荷物)」**となります。そのため、車検時にはすべて取り外して空の状態で検査を受ける必要があります
  • 走行中の荷室利用は不可
    • 後部のフラットスペースは、あくまで駐車時に利用するための空間です。走行中に人が乗車することは、法律で固く禁じられています。乗車定員は運転席・助手席の2名です。

これらの点は、JUNOとのカーライフを安全に楽しむ上で必ず守るべきルールです。

JUNOのコンセプトは、どんな人に向いている?

JUNO 内装
JUNO 内装
トヨタ シエンタ“JUNO” | トヨタ自動車WEBサイト
トヨタ シエンタの公式サイト。このクルマの魅力や価格や燃費、装備情報など、ご購入を検討されている方への情報をご案内します。

JUNOは「移動するマイルーム」という考え方に基づいています。このコンセプトは、従来のミニバンの使われ方とは一線を画し、特定のライフスタイルを持つ人々に特に魅力的に映るでしょう。

  • 場所にとらわれずに働くフリーランスやクリエイター 車内を快適なオフィスとしてカスタマイズし、好きな景色の中で仕事をする。JUNOはそんな新しい働き方を実現する可能性を秘めています。プログラマー、デザイナー、ライターなど、ノートパソコン一台で仕事ができる職種の方には理想的なパートナーとなり得ます。
  • 趣味に没頭する時間と空間を大切にする人 釣り、サーフィン、写真撮影、スケッチ、天体観測など、多くの道具を必要としたり、静かな一人の時間を必要としたりする趣味を持つ人にとって、JUNOは最高の「秘密基地」になります。後部空間を趣味の道具で満たし、そのままフィールドに出かけることができます。
  • 特定のペットと暮らす人 例えば、大型犬のオーナーであれば、後部空間を広々としたケージスペースとして活用できます。ペットと一緒に旅行する際の、置き場所に困るケージや荷物の問題を解決してくれるかもしれません。

JUNOは、単に人を運ぶのではなく、「個人の時間」や「特定の目的」を運ぶことに価値を見出す人にこそ、その真価が理解されるコンセプトと言えるでしょう。

JUNOのアイデアを、今の愛車で活かすには?

JUNOは購入できますが、そのDIY精神あふれるアイデアは、現在お乗りのミニバンやSUVで再現してみることも可能です。

  • ポータブル電源の活用:大容量のポータブル電源があれば、車内でPCや家電が使え、「部屋」としての機能性が格段に向上します。
  • モジュール式収納の利用:規格化された収納ボックスを組み合わせ、自分だけの棚や作業台を作ってみましょう。
  • DIYによる簡易フラット化:イレクターパイプや木材を使い、自分の車に合ったオリジナルのフロアやベッドを自作するのも楽しい挑戦です。

JUNOの本質は「自分だけの空間を、自分で創り出す楽しみ」にあります。その精神を取り入れることで、あなたのカーライフは今よりもっと豊かになるはずです。

コンセプトカー「シエンタ JUNO」の要点まとめ

  • トヨタとMODELLISTAが共同開発したコンプリートカー
  • 2025年8月5日の正式発売
  • ジャパンモビリティショー2023で発表されたコンセプトモデルの市販化
  • オーナーが空間を自由に編集できる「持ち運べる部屋」という新コンセプト
  • 車両本体価格に加え、選べる4種類の家具モジュールセット
  • ベース車両は、コンパクトさと低燃費が魅力の3代目シエンタ
  • 後部座席のない2人乗り仕様
  • ウッド調で統一された、完全なフラット空間
  • 壁や床のホールと家具モジュールで実現する、自分好みの空間デザイン
  • ポップアップルーフや専用設計ベッドキットは非装備
  • キャンピングカー(8ナンバー)ではなく、4ナンバー(商用バン)での登録
  • 家具は積載物扱いで車検時は取外し必須、走行中の荷室乗車は禁止
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